住友化学は、大阪工場(大阪市此花区)にある染料の製造設備を停止し、20233月末をめどに染料事業から撤退することを決定した。
 住友化学は、
1944年に日本染料製造を合併して以降、衣料用染料の開発・製造を行ってきた。近年、染料事業を取り巻く環境が厳しさを増す中で、製品の高付加価値化や品目の統廃合、さまざまなコスト削減など事業の構造改革に取り組んできたが、製造設備の高経年化に伴い維持・補修費用が年々増加するなど、今後、中長期にわたって安定的に収益を確保する
ことは困難と判断した。なお、染料事業で培った有機合成技術を他製品の開発にも応用するなど、同事業で得られた経営資源は、情報電子材料や農薬、医薬品といった当社のスペシャリティケミカル事業の礎となっている。