2022 06 22 heidelberg 共進ペイパー&パッケージと、ハイデルベルグ・ジャパンは、共進ペイパー&パッケージの関東工場において、2022617日(金)、日本全国からパッケージ印刷会社の経営幹部50を迎えて、ハイデルベルグのスピードマスターXL106コーター付7色機を中心とする新たなオフセット印刷システムの導入と、そのシステムが支える共進ペイパー&パッケージの新しいパッケージ印刷のビジネスモデルを発表するオープンハウスを行った。(1講演する鍛治川社長
 
冒頭挨拶に立ったハイデルベルグ・ジャパン 代表取締役社長 ヨルグ・バウアー氏は、「パッケージ印刷会社でのオープンハウスは非常に貴重な学びの場であり、お忙しい中こうした機会をご提供頂けたことに鍛治川社長、ならびに社員の皆様に深く感謝の意を申し上げます。また、参加されたお客様には、プリネクトやスピードマスターといった新しいソフトウェアや装置の情報だけでなく、今後のパッケージ印刷ビジネスのヒントになる多くのアイデアをご提供できる場となることを確信しています」と述べた。
 続いて登壇した共進ペイパー&パッケージ 鍛治川和広社長は、日本1号機として導入したプライムファイア106入れ替えの意思決定の最大のポイントについて、「 オフセット印刷の逆と表現されるスピードマスターXL106を中心とするオフセット印刷システムが、デジタル印刷機をも凌駕する高い生産性を実現できることを認識した事です」と、B1デジタル印刷機とXL106の原価の分岐点は200枚弱にまで下がったという決め手となった具体的な数字をあげながら講演をスタートした。続いて、「プライムファイア106からシフトしてスピードマスターXL106中心とするオフセット印刷システムで挑む挑戦」「スピードマスターXL106
導入で可能になった2つの新たな戦略」についてそれぞれ独自のパッケージ印刷戦略を語った。(写真2熱く握手を交わす鍛治川社長とバウアー社長

スピードマスターXL106を中心とするオフセットシステムで挑む挑戦
 
スピードマスターXL106を「ただのオフセット印刷機ではなくデジタライズされたデジタルとオフセットをブリッジさせる印刷機」と表現する鍛治川社長は、「スピードマスターXL106を中心とするオフセット印刷システムで挑む挑戦は、まずは、プライムファイア106で計画していたビジネスの継続発展です。それは、印刷紙器のコストを最適化する、②POP市場の開拓、袋市場への参入の3点です」とその方向性を示し、さら「プロダクトラフサイクルに合わせて最適なコストをご提案できるメーカーとなること。デジタル印刷機を絡めて小ロットのPOP野を引き続き拡大すること。世界的な脱プラスチック、紙化の流れも鑑みて、紙袋市場に正式参入すること」と、それぞれの目標を明確に説明した。

スピードマスターXL106の導入で可能となった2つの新たな戦略
 続いて、スピードマスター
XL106の導入で可能となった2つの新たな戦略として、パッケージ印刷における長年の課題である特色への対応としてプリネクトマルチカラーへの挑戦、そして、共進ペイパー&パッケージの新たなサービスとして開始するスピードマスターXL106の高生産性を活かした印刷会社向け厚紙専用の印刷通販サービス”Imprenta(インプレンタ)を発表した。プリネクトマルチカラーは、8パッケージ印刷会社で生産性向上のボトルネックとなっていた特色を、7色のプロセスカラーで再現しパッケージ印刷における高生産性を追求するというハイデルベルグのプリネクトソフトウェアのひとつの機能。「印刷通販サービス”Imprenta(インプレンタ)は、商業印刷の会社にとって月に数件しかないコスト高になりがちな厚紙印刷を、印刷会社向けに、共進ペイパー&パッケージが最適な品質とコストで提供するといサービスで、ハコプレ事業で培ってきたWEB技術を活かしたユーザビリティの高いUIを追求した印刷通販です」と、鍛治川社長は印刷会社を顧客とする新たなビジネスモデルを紹介した。

プリネクトマルチカラーを使ったPush to Stopを初披露
 オープンハウスの参加者は、鍛治川社長によるパッケージビジネスの新たな戦略の話だけでなく、ハコプレ事業を支えるデジタル印刷機、ポーラー115PF等複数のポーラー断裁機を含む後加工機などがある生産現場と、ハイデルベルグのCtPスープラセッター106&パレットローダーAPL106とスピードマスターXL106が並ぶ現場を見学した。スピードマスターXL106の前で行われたデモンストレーションでは、プリネクトマルチカラーを使ったPush to Stopでのジョブチェンジが初披露された。1ジョブあたり250枚の3ジョブが約10分間の間に、オ
ペレータが介入することなく最高速度1万8000回転で厚紙が印刷され、参加した多くのパッケージ印刷ビジネスのプロフェッショナル達の関心を引いていた。(写真3初披露となったプリネクトマルチカラー&Push to Stopに関心を寄せるパッケージ印刷のプロフェッショナル