2022 08 03 roland2 ローランド ディー.ジー.は、製造子会社Roland Digital Group (Thailand) Ltd.(タイ・サムットサコーン県)が管轄するタイ工場の新棟建設を決定した。(写真:タイ工場新棟 完成イメージ。手前が新棟
 新棟はタイ工場敷地内の余剰地に建設する。同社は中期経営計画(2021年度~2023年度)の実現に向けた構造改革の一環として、国内工場とタイ工場の2拠点で展開していた量産機能を2021年にタイ工場に集約した。今回の新棟建設は、今後の需要拡大に対応するための生産体制の増強を狙いとしている。また、現在本社で担っているサービスパーツなどの管理・出荷業務をタイ工場へ移管することも計画している。

 新棟は今後さらなる需要の高まりが見込まれるデンタル加工機と卓上型インクジェットプリンターの生産を担う。着工は2022年9月、本格稼働は2023年4月を予定している。新棟の延床面積は5,400㎡、工場全体の延床面積は従来比約54%増の15,360m2となる。生産能力は従来比約60%増の30240台(デンタル加工機換算)となる予定。また、新棟と既存工場それぞれが独立した倉庫・生産・出荷機能を持つことで、効率的な部品の入荷・生産・出荷を実現する。

タイ工場について
 2012年10月に稼働を開始した同社初の海外工場。生産量の拡大に合わせ、2014年と2021年に増床を行った。製品原価の低減や価格競争力の向上を図るため、2021年に日本国内の工場から量産機能を移管。当社独自の生産支援システム「デジタル屋台*」の活用により、高品質な製品を安定供給できる体制を構築するとともに、部品類の現地調達を推進している。

2022 08 03 roland

* デジタル屋台:同社が独自開発した生産システムで、製品の組み立てに使われている。オペレーターの作業をデジタル技術でバックアップし、高い品質と生産性を達成することが特長。多品種生産や受注数量に応じたフレキシブルな生産を可能にする。