日本アグフア・ゲバルト(株)の松石浩行社長は、page2017開催初日の2月8日記者会見を行い、「フレツシュプリントにおける協力体制の構築」について発表した。
 以下は、松石社長のコメント。
 アグプアはプリプレスメーカーとして初めて、コニカミノルタジャパンリコージャパンキヤノンマーケティングジャパンとオフセツト印刷、デジタル印刷の垣根を越え、ワークフローにおける協力体制を確立した。
 印刷業界はこれまで、オフセット印刷とデジタル印刷は全く別のフローで運用が行われていた。そのため、「小ロツト」「印刷品質」「生産性」「コスト」に争点が置かれ、どちらが将来勝ち残っていくのかという不毛な議論が行われ、オフセツト印刷とデジタル印刷の比較がされてきた。しかし、オフセット印刷もデジタル印刷も「紙」を媒体とする同じ印刷物であり、クライアントにとってどちらで印刷されたかというのは問題ではない。最も重要なことは同じデータをそれぞれ印刷した際に色が同じであるかどうか。そのため各主要デジタル印刷機メーカーと協力体制を図り、本格的にアグプアの「Apogee」ワークフローから同じデータを用いたカラーマネージメントを確立した。「Apogee」を使い、オフセットとPODで同等の色再現を実現したことで、クライアントのニーズに応じて1枚~無限大の印刷を無駄なく効率的に行うことが可能となった。
 この度、こういう経緯に至ったのは、2016年8月に吉田印刷所と共同で立ち上げた「フレッシュプリントコンソーシアム(FPC)」がきっかけ。FPCは「印刷物のムダをなくし、必要な時に必要な分だけ印刷することで情報の陳腐化をなくし、紙媒体の情報発信メディアとしての価値を向上させる」ことをコンセプトとしている。フレツシュプリントで小口印刷を突き詰めていくと、オフセット印刷だけでは無理があり、デジタル印刷機との連携が必須となる。そのため、デジタル印刷機の主要メーカーである3社にフレッシュプリントの賛助会員となっていただき、協力体制作ることとなった。
 賛助会員の3社との具体的な活動としては次の4点。
1.フレッシュプリントの啓蒙
2.ムダを出さない新市場の開拓
3.連携についての技術的な協力
4,カラーマネジメントにおける協力
 今回の協力体制の確立により、アグプアのユーザーならびに「フレツシュプリントコンソーシアム」会員には、オフセット印刷とデジタル印刷を区別することなくフレキシブルにご活用頂き、営業としては印刷物のムダをなくす「フレッシュプリント」で、現場では速乾印刷によるコスト削減によりダブルで利益を上げていただく体制を提供できると考えている。今回の協力体制は印刷業界の新たな可能性の一歩となると確信している。
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