ドイツBigRep社の3Dプリンターの日本総代理店を務める(株)イリスが、新機種の発売を開始した。現在イリスの取扱い機種は造形サイズ1m3超を誇るONE、同機能でコンパクト化に成功したSTUDIOで、今回はそれに続く最新大型3Dプリンター新機種PROとEDGEを発売する。
 BigRep社はフィラメント供給と押出される材料の量・速度を制御する独自システム“MXTモジュール式エクストルーダー”を開発し、PROとEDGEの両機種に搭載した。その結果、従来の5倍の速度・高精度なプリントの実現に成功した。技術提携し、コントロール技術を組み込んだBosch Rexrothモーションコントロールシステムも搭載している。またこのシステム導入によりIoT接続を可能にし、工場のシームレス化も目指している。
 BigRep PROは連続した印刷が可能な大型温度制御スプールチャンバーを装備している。大規模な工業部品を生産するために開発されており、ASA、ABS、ナイロンの材料が使用可能。最適温度を均一にコントロールし、加熱プリントベッドはプリント中の接着性を高めるためにポリイミド箔が取り付けられ、内蔵の誘導センサーにより半自動レベリングが可能に。また0.6mmノズル使用で、一般的なFFF方式3Dプリンターの5倍の速度で造形を実現。
 一方、BigRep EDGEは、ハイエンドの高性能マテリアルを処理できるよう大規模フォーマットとして設計されている。チャンバー内で最高200℃、プリントベッドで220℃までの温度制御が可能なビルドインチャンバーを装備。
 造形速度が5倍速くなっただけではなく、高品質、高精度も兼ね備えているため、日本での販売が大いに期待される。
 BigRep PROは発売開始されており、BigRep EDGEは2019年の第2四半期にリリース予定。価格はPROが2,800万円、EDGEは4,800万円で販売予定。
 イリスは2019年2月6日(水)~8日(金)の期間、東京ビッグサイトで開催する第1回次世代3Dプリンタ展にて、BigRep PROの実機を展示予定。
<BigRep PRO製品概要>
名称     :BigRep PRO
販売開始日  :販売可能
造形サイズ  :1,005×1,005×1,005(mm)
レイヤー解像度:100 - 800 μm ※選択された押出機/ノズルによる
造形方式   :FFF (熱溶融積層)方式(材料押出)
本体サイズ  :1,950×2,430×1,790 (mm)
        (タワー式ライトを含まない)
プリンター重量:約1,550kg
BigRep認定材料:ASA、PA66、更なる工業用素材を現在開発中
サポート材  :可溶性プラスチック
<BigRep EDGE製品概要>
名称     :BigRep EDGE
販売開始日  :2019年の第2四半期にリリース予定
造形サイズ  :1,500×805×600(mm)
レイヤー解像度:400 - 900 μm (1.0 mmノズル)、
        150 - 400 μm (0.5 mmノズル)
造形方式   :FFF (熱溶融積層)方式(材料押出)
本体サイズ  :3,100×1,600×2,220(mm)
        (タワー式ライトを含まない)
プリンター重量:約3,500kg
BigRep認定材料:エンジニアリングプラスチック、高機能プラスチック、
        更なる工業用素材を現在開発中
サポート材  :可溶性プラスチック