20190612konica (株)コニカミノルタは、導入コストを抑えながらも、オフセット印刷に迫る高品質な出力と高い生産性を備えたオンデマンドラベルプリンター「AccurioLabel(アキュリオ ラベル)230」を、7月9日に発売する。同製品は、2016年発売のオンデマンドラベルプリンター「AccurioLabel 190」(旧ブランド名「bizhub PRESS C71cf」)の後継機種で、印刷速度の高速化やウォームアップタイム短縮などで、生産性向上を図った。

AccurioLabel 230が提供する価値
 AccurioLabel 230は、短納期・小ロットのラベル印刷ニーズに最適な生産性を持つコンパクトなマシンでありながら、オフセット印刷に迫る高品質出力を実現する。これにより、大型で高額なデジタル式ハイエンド機でなくとも、ラベルに高いクオリティを付加できるものと考える。
 デジタル印刷ならではの付加価値を活かし、ラベル製造会社のみならず、ラベル印刷にもビジネスを拡大したい印刷会社、さらにはラベルを内製したいローカルブランドオーナーなどへも、新たなビジネスを生むシステムとして提案していく。

AccurioLabel 230の主な特長
1.印刷スピードアップと印刷ジョブ切替え時間の短縮で総生産性を向上
 ほとんどのタック紙(粘着紙)とタックフィルムが毎分23.4mのスピードで印刷可能となり、従来機に比べ、タック紙で1.7倍、タックフィルムで2.5倍のスピードアップ。また、ジョブ切替え時のウォームアップ時間も30秒以下と、従来に比べて約10分の1に短縮した。
 これらを総合した実質的な生産時間は、例えば従来機では46分かかるタック紙100m×3ジョブが22分でできるようになり、約半分に短縮。さらに、連続印刷長が300mから1,000mに拡大したことで、大量印刷時でも用紙差し替え時間が短縮されるとともに、用紙のロスも削減する。

2.白印刷した透明フィルムへの追い刷りや両面印刷など活用幅を拡大
 透明なフィルムなどに印刷する際、不透明な白地を印刷(白印刷)した上にカラー印刷を行うが、一般的に、デジタルのホワイト印刷はランニングコストが掛かるため、白地をあらかじめアナログ印刷で刷った上に、デジタル機で「追い刷り」としてカラー印刷を行うことにより、低コストと高品質の両立が可能になる。
 コニカミノルタは、追い刷りする位置を自動的に高精度に調整できる「追い刷りキット」をオプションに用意することで、効率的で経済的なラベル印刷ソリューションを提供。「追い刷りキット」は、アナログ印刷機で白地とともに印刷された位置の目印となるアイマークを、センサーで検知することにより、追い刷りの位置の自動調整を可能にする。
 また、裏側になる剥離紙側への印刷や、イベントチケットなどラベル以外の印刷物において、両面印刷が必要な場合にも、「追い刷りキット」のアイマークセンサーで裏面と位置を合わせて表面に追い刷りをすることができ、同機の活用の幅を大きく広げる。

主な仕様
通紙速度(印刷速度)
 最大23.4m/分 (81~176g/m2)
 最大18.9m/分 (177~256g/m2)

書き込み解像度/階調
 1,200dpi (3,600dpi相当)×1,200dpi

対応用紙幅
 250~330.2mm

最大ロールサイズ
 外径620mm

通紙可能紙厚
 81~256g/m2 (80 to 250μm)

プリントメディア
 ノンタック紙 (81~176g/m2)、タック紙(136~256g/m2), タックコート紙G/M (136~256g/m2), タック合成紙 (136~176g/m2), タックPP (136~176g/m2), タックPET (136~216g/m2)

外形寸法*
 3,869(W)×1,141(D)×1,103(H)mm

重量* 942kg

*:アンワインダーとリワインダーを含む