プロセスフリープレートの世界的なテクノロジーリーダーであるコダックは、日本の新聞印刷市場向けの新製品として完全無処理CTPプレート「KODAK SONORA NX2」を発売した。「KODAK SONORA NX2」は、2018年に日本市場において販売を開始した「SONORA NX」の基本性能を継承しつつ、新聞社の要望に応えるため、コダック・ジャパンの群馬事業所でさらなる性能向上のための研究開発を行い、従来のSONORA NXよりも高感度化を達成。イメージング速度の向上に加え、優れた機上現像性能を発揮し、新聞印刷プロセスにおいてより一層の生産性の向上とコストの削減を可能にする。
 新聞印刷プロセスにおいて最も重要な要素の1つは、限られた時間で印刷機をフルに稼働させ、高品質な新聞を日々滞りなく印刷すること。SONORA NX2は、こうした非常にシビアな生産プロセスのさらなる合理化、時間とコストの削減に貢献し、無処理化への移行が加速している日本の新聞印刷市場のニーズに応える。
 SONORA NX2の主な特長は以下の通り。
(1)感度:反応効率を高める新材料を使用し、光硬化システムを最適化したことで、従来のSONORA NXよりも高感度化を達成。これにより新聞市場で使用される各社のCTPプレートセッターでの十分な生産性を実現。
(2)機上現像性:感光層の湿し水浸透性能を高め、未露光部の現像速度を上げることで、より優れた機上現像性能を確保。コダック独自のPress Ready Technologyを進化させ、より早い刷り出し整面性を発揮し、生産性の向上と機上現像における損紙発生を抑える。このため、印刷前準備時間のさらなる短縮が可能。
(3)耐傷性:感光層の塗膜強度の向上により、従来定評のあった耐傷性がさらに向上し、現像有りプレートと同等のハンドリングが可能。これによりハンドリング傷に起因するプレートの再出力を軽減する。
(4)保存安定性:新材料を含む全成分の組成比をゼロから見直したことで、プレートセッター内部でのより良好な保存安定性を実現。より長期間の安定したスキッド運用が可能で、効率的なCTPシステムの運用自動化に寄与する。
 また、SONORA NX2は、自動現像機や処理薬品が不要で現像工程での変動要因がないプロセスフリープレートならではの電気・水・薬品コストの削減や品質の一貫性・安定性といったメリットはもちろん、従来のSONORA NXの優れた印刷適性や視認性、最高15万インプレッションの高い耐刷性などの特長はそのまま継承している。さらに、日本の新聞印刷特有のニーズである合紙レス化への対応やエッジ描画性能も有している。
 コダック・ジャパンの藤原 浩代表執行役員社長は次のように述べている。
 「現在、新聞社各社は、製造工程を合理化すると共に品質の高い新聞紙面を読者に届けるため、様々な手法を模索しています。SONORA NX2は、そうしたお客様のご要望に十分にお応えできるプレートです。コダックは今後もプロセスフリープレートのテクノロジーリーダーとして、引き続きより良い製品の開発に取り組み、新聞社の製造工程の合理化と収益向上を強力にサポートしていきたいと考えています」
 現在、世界中の4,000社以上の印刷会社がKODAK SONORAプロセスフリープレートのメリットを享受している。日本においては、商業印刷向けのSONORA CX 2も含め、日本全国47都道府県で550社以上に導入され、SONORAの出荷が全CTPプレートの3割を超えるまでに急速に無処理化が進展している。SONORAの著しい技術的な進化により、規模の大小を問わず、また市場セグメントや印刷アプリケーションを問わず、高性能なプレートを必要とする幅広い会社で使用されている。