(株)ミヤコシは、水性顔料インクを採用し、食品包材の印刷を可能とした高速デジタル印刷機「MJP30AXF」を開発、発売を開始した。価格はオープン。
 日本では主にグラビア印刷方式によって軟包装印刷が行われている。グラビア印刷は高品質で優れた方式だが、製版コストが他方式と比較して高額で、同一のものを大量に印刷するのに適した技術といえる。片や、消費は同一商品の大量消費の時代は終わり、嗜好が個々によって異なる消費者をターゲットに「多品種少量生産」の時代に入っており、大量印刷方式による軟包装材料の在庫、廃棄問題がクローズアップされている。
 そこで、小ロット対応が可能で、フィルムの在庫、廃棄が激減できる印刷方式が求められている。無版で製版の時間、コストを必要とせず、かつ複数の異なった種類の印刷を連続で行うことができるデジタル印刷方式は、このニーズに合致する。
 ミヤコシはこれまで培ってきた輪転印刷の技術を用いたフォーム印刷、さらに大型高速デジタルIJ機の技術を用いて、生活資材であるラベル印刷、軟包装印刷にも取り組んできた。その集大成が「MJP30AXF」だ。
SnapCrab NoName 2020 6 16 18 29 12 No 00<MJP30AXFの主な特徴>
1. 環境対応
 ・水性顔料インクを採用し、食品軟包装印刷に利用可能
 ・IJ(インクジェット)方式のデジタル印刷による余剰在庫、廃棄、ヤレなどの減少
2. 需要ベースによる生産の最適化
 ・小ロット・多品種・需要ベースの同型ジョブのノンストップ連続印刷を実現
 ・エンドレス印刷の実現で途切れのない絵柄とリード線で後加工機までも制御
3. 高生産性
 ・印刷幅750mmで、50m/minの高速印刷
 ・デジタル方式で製版、版交換といった段取り時間が不要
4.高品質
 ・1200×1200dpiの高解像度最新IJヘッドを使用し、4ポイントでもシャープな文字
 ・白インクもデジタル方式で印刷するため、高いデザイン性を保有
 ・自動見当機能、自動抜けピン補正機能搭載
5. 低コスト
 ・水性顔料IJインクは他のどのデジタルインクと比較してもより安価
 ・版材料が不要
6. 多機能
 ・1枚ずつ異なるQRコードの付与などによりパーソナルプロモーション、商品のトラッキング、真贋判定等に利用可能(オプション機能)