(株)SCREENホールディングスは、調剤包装(PTPシート)への変動情報の追加印刷を実現するUVインクジェット(IJ)式アルミロール印刷機「BEVERSA(ビバーサ)」を開発、2020年11月から販売を開始する。

 2019年の薬機法改正により、トレーサビリティーや医療過誤防止の観点から、医療用医薬品の販売包装・元梱包装単位において、商品コードや製造番号、有効期限を明確にするGS1バーコードの表示が義務化された。一方で、錠剤やカプセルなどの内服薬では、PTPシートが多用されているにもかかわらず、PTPシートへの表示義務は商品コードのみにとどまっている。そのため、病院や薬局の調剤現場からは、文字またはバーコードによる、製造番号や有効期限の情報表示が求められている。
 このような製薬業界の動向を受けて同社は、UVIJ式アルミロール印刷機「BEVERSA」を開発。あらかじめグラビア印刷されたPTPアルミ箔ロールに、UVIJ技術によって追加情報をフレキシブルにデジタル印刷できる。医薬品の製造番号や有効期限など製造時の変動情報を、PTPシート上の1錠単位に毎分30mの速度で追加印刷が可能。医薬品への付加価値提供に加え、製薬会社における包装工程での生産効率向上を実現する。

※PTP(press through pack)シート:薬を包装する方法の1つで、錠剤やカプセルをプラスチックとアルミ箔で挟んだシート状のもの

 

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BEVERSA

 

screen20200713 2追加情報をデジタル印刷したサンプル