(株)リンクスは、ドイツのChromasens社が提供しているステレオビジョン方式の 3 次元カラーラインスキャンカメラ「3DPIXA」の新たなモデルとして、15kセンサー搭載の「3DPIXA Dual Wave」モデルがラインアップに加わり、7 月 1 日より販売を開始した。 
 「3DPIXA Dual Wave」は、従来の7.3kの2 倍以上となる15kのセンサーを搭載した次世代機種。分解能としては、10µm / 20µm / 30µm の3タイプが追加され、3 次元センサーに求められる、精度・視野・速度・価格のバランスが非常に良いモデルに仕上がっている。
 自動車部品では、規格の厳しい全数検査が求められるが、これはシリンダーヘッドのような大型部品でも同様。特に、加工面の外観検査要求は厳しく、数100mm 角の対象物に対して数10µm程度の凹凸を見つけなければならない。このオーダーの検査を実現するためには非常に高分解能の3 次元センサーを必要とするが、結果として計測視野が10mm 程度しか確保できず、タクトやコストの観点から自動化が難しいとされてきた。今回発売された「3DPIXA Dual Wave 30µm」では、450×550mm をわずか1 秒でスキャンしつつ、Z 方向の分解能としても 6µmを実現した、今までの常識を打ち破る 3 次元センサーである。これにより、シリンダーヘッドのような大型の対象物に対しても対応できる製品となっている。
  また、さらに高精度な検査を必要とするユーザー向けの「3DPIXA Dual Wave 10µm」は、Z 方向分解能1µmの超高精度を150mmの視野幅に対して適用することを可能にしたモデルである。熟練した目視検査員が発見できる限界レベルの極小欠陥を安定検出できる能力を持ちつつ、それを150mm程度の広視野に対して適用できるということで、リードフレームなど金属部品の目視検査の置き換えに最適な製品となっている。
 同社は、既に日本においてChromasens社の製品を、自動車や電子部品をはじめとする産業用カメラ市場に数多く導入しており、今回のラインアップの追加により、目視に頼りきりの自動車部品の微小な欠陥の外観検査や、パワーモジュール基板の検査などのニーズに対応することが可能となり、外観検査市場において、トップシェアを目指していく。