エプソンは、商業・産業向け大判インクジェット(IJ)プリンターSureColorシリーズの新商品として、シリーズ初となる76インチに対応した昇華転写プリンター「SC-F10050」と、2色の蛍光インクを搭載した昇華転写プリンター「SC-F551」、高速プリントと高耐久性を両立したガーメントプリンター「SC-F3050」の3機種を2020年7月29日より順次発売する。また大判IJプリンターを使用する生産現場の課題を解決し、業務の効率化を支援するクラウドサービス「Epson Cloud Solution PORT」を2020年7月15日よりサービスを開始する。

1)SC-F10050の主な特長
 SC-F10050は、SureColorシリーズ初の76インチに対応した昇華転写プリンター。4.7インチのPrecisionCoreマイクロTFPプリントヘッドを4個搭載。最速1.1passモード(300×600dpi*1)で約255m2/h、実用画質の3.1Passモード(600×600dpi*1)では約103m2/hという高速プリントを実現。
*1:マルチレイヤーハーフトーンでの出力時

 高効率のヒーターに加え、温風をプリント面にあてるドライヤーを標準装備。高い乾燥性により、高速プリント時でも、巻取り時のインク裏写りを軽減する。
 またプリンターを安定して連続稼働させるため、プリント時のノズル抜けを未然に防ぐクリーニング機構を採用。プリンター背面のメディアクリーナーが、ドット抜けの要因となるゴミや埃のプリンター内部への侵入を防ぎ、プリントミスの発生を未然に防ぐ。プリンター内部に入り込んだ埃も吸引ファンが排出を促す。さらにヘッドクリーニング時には、布ワイパーがノズル抜けの主要因となるゴミや埃をヘッドから除去、ノズル抜けに対するさまざまな対策を取っている。

 SC-F10050は、10L(リットル)、または3Lのカートリッジを1色あたり2本、各色最大20Lのインクが装着可能な大容量インク供給ユニットを標準装備。1本ずつインクを消費し、空になったカートリッジはプリント中でも交換可能。またメディアの直径や重量などさまざまな状況をリアルタイムで感知・制御し、紙の張力を常に一定に保つオートテンションコントロールを搭載。紙種を問わず安定かつ正確に紙を搬送するため、安心して連続プリントが可能。

 エプソン初となる「ユーザーセルフリペア保守注」に加入すると、必要に応じてユーザー自身でプリントヘッドと特定の部品を交換できるようになる。万一ヘッドが故障しても、ダウンタイムを最小限にとどめ安定稼働をサポートする。

昇華転写プリンター「SC-F10050」

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2)SC-F551の主な特長
 SC-F551は、現在発売中の昇華転写プリンターの24インチ対応デスクトップモデル「SC-F550」の基本機能はそのままに、A1サイズの昇華転写プリンターで初めて*2蛍光イエローと蛍光ピンクの蛍光色に対応。鮮やかでデザイン性の高いスポーツ用ユニフォームをはじめ、ネオンカラーのアクセントが効いたグッズの製作など、目を引くプリントが可能になった。
*2:2020年7月現在

 一般的なオフィスデスクにも置けるコンパクトサイズのため、オフィスや店舗で場所をとらずに新しいビジネスを始めることができる。4.3インチの大型タッチパネルでプリントまでのガイドや消耗品の残量、エラー状況について直観的な操作で確認が可能。

昇華転写プリンター「SC-F551」

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3)SC-F3050の主な特長
 SC-F3050は、大型プリントヘッドを2個搭載し、高速印刷を実現したガーメントプリンターのフラッグシップモデルです。濃色生地へのプリントで1枚あたり約52秒*3と「SC-F2150」と比較して約3倍以上の高速印刷を実現。
*3:出力画像サイズ:約346×408mm。出力スピードはヘッドが動き始めてインク吐出を開始してからインク吐出が終了するまでの時間。プリントには別途、前処理、ガーメントのセット、データ処理、データ転送、後処理作業の時間がかかる。

 カラーインク、ホワイトインクそれぞれ専用の大型プリントヘッドを搭載。ノズル抜けを自動的に検知して画質を調整するノズル抜け自動検知機能も搭載し信頼性を高めている。エプソン初の「ユーザーセルフリペア保守注」に加入すると、必要に応じてユーザー自身でプリントヘッドの交換ができるようになり、ダウンタイム低減につながる。また、プラテンにセットしたガーメントとプリントヘッドの距離を自動で調整する機能を搭載。オペレーターのガーメントセットの手間を軽減しつつ、多彩なガーメントに安定した印刷品質を実現。さらにカラーインク各色1,500ml、ホワイトインク1,500ml×2パックの大容量インクパックを収納できる大容量インクサーバーを採用。これにより大量プリントにも安心して使用できるとともに低ランニングコストとインク切れ時のインクの交換頻度低減を実現する。

ガーメントプリンター「SC-F3050」

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4)Epson Cloud Solution PORTで生産現場の課題を解決し、業務効率化を支援
 クラウドサービスのプラットフォーム。ユーザーのスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末を含めたマルチデバイスに対応し、さまざまなシーンで利用できる。今回、クラウドサービスの第一弾として、接続されているすべてのプリンターの稼働状況や印刷実績などのプリント状況を可視化し、お客様の生産の最大化を支援。また、プリンターの稼働状況をエプソンが遠隔でモニターすることで、従来の電話サポートでは難しかった適確な故障診断が可能になり、問い合わせにかかる時間を短縮する。さらにプリンターの稼働実績をレポート形式で閲覧可能。日々の生産状況を分析し、機種別の偏り改善やプリンターの待機時間の削減、生産の効率化に役立つ。

「Epson Cloud Solution PORT」

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インク/用途
水性顔料:SC-P20050X、SC-P2005PS、SC-P10050
サイン&ディスプレイ:SC-S80650L、SC-S60650L、SC-S80650、SC-S60650、SC-S40650
昇華転写:SC-F10050、SC-F9450H、SC-F9450、SC-F9350
ガーメント:SC-F3050、SC-F2150

■2020年度販売目標台数
SC-F10050:20台
SC-F551/SC-F550:60台
SC-F3050:20台

■新商品の標準価格(発売日/発売時期)
SC-F10050:オープンプライス(税別、2020年8月下旬)
SC-F551:398,000円(税別、2020年7月29日)
SC-F3050:オープンプライス(税別、2020年8月下旬)