2020 08 28 chuestu 中越パルプ(株)は、セルロースナノファイバー(以下CNF)を用いた複合樹脂ペレット・マスターバッチ品(以下MB)の販売を開始した。
 製品ラインナップは、衝撃強度を強化したものをはじめ複数のグレードを揃えている。
 CNFはプラスチック分野において低比重・高剛性化による軽量化が期待できる補強剤として、自動車産業をはじめとした様々な産業分野で応用が試みられている。
 これまで同社は、CNF(商標名nanoforest)を用い、ポリプロピレン(以下PP)との複合を可能とした粉末グレードである「nanoforest-PDP」(以下PDP)を提供しているが、検討先にてPPとの混錬時にPDP分散性の課題があったことから、PDPを事前にPPへ良分散させたMB品を提供することなった。
 さらにCNF複合樹脂の実用化に向けた取組みにおいては、剛性が向上する一方で、固く脆い性質に起因する衝撃強度の低下が課題として挙げられており、特に自動車産業分野では衝撃強度の強化が望まれている。この要望に応えるため、同社は衝撃強度の強化対策にも取組み、標準グレードMB品に加えて衝撃強度を強化した3種類のグレード品を新たにラインナップし、提供可能となった。

〇標準グレード(1種)
〇衝撃強度強化グレード(3種)・衝撃タイプ・高剛性タイプ・高衝撃タイプ

 今後のMB開発展開では、剛性、軽量化以外の機能性付与の開発を進めている。様々な分野での応用・実用化を目指し、丸紅(株)と共に開発営業展開の強化を図っていく。