リンテック(株)印刷・情報材事業部門は、各種表示ラベルを小ロットから出力・発行できる可変情報印字用ラベル素材「LVIP(エルビップ)」の新製品として、耐久性に優れ、水性IJ(インクジェット)プリンタでの印字に対応したフィルムベースのラベル素材を開発。海上輸送用ラベルの耐久性に関する英国規格「BS(注1)5609」の認証を取得した特殊強粘着タイプのアイテムをラインアップする。また同時に、汎用強粘着タイプのアイテムも追加し、10月12日から販売を開始する。
 特殊強粘着タイプの「FJ8120-115」は、従来品であるレーザープリンタでの印字に対応したアイテムに続いて、海上輸送用ラベルの耐久性に関する英国規格である「BS5609」の厳しい試験をクリアし、印字前のラベル素材としての評価である「セクション2」の認証(注2)を取得。海水にさらされても強固な粘着力を保持することが可能で、化学薬品などを入れたドラム缶を海上輸送する際に貼られる管理・警告用ラベルの用途に特に適している。
SnapCrab NoName 2020 10 10 R また、汎用強粘着タイプの「FJ8110-115」も一般的なラベル素材に比べて耐久性に優れている。今回発売する2アイテムを物流・流通や医療・医薬、食品、工業関連の表示ラベルなどの用途も含めて幅広く提案していく。
注1)BS(British Standards:英国規格)は、英国規格協会によって制定された国家規格。
注2)同規格の認証は、ラベル素材の粘着力などに関する「セクション2」と、特定のプリンタとの組み合わせでの印字済みラベルとしての評価である「セクション3」の2段階に分かれている。
 FJ8120-115、FJ8110-115とも表面基材はポリプロピレン系合成紙、剥離紙はグラシン紙を採用。粘着剤はFJ8120-115が特殊強粘着剤、FJ8110-115は汎用強粘着剤を採用している。
■海上輸送用ラベル規格「BS5609」とは
 英国規格協会が定めた、海上で取り扱われる危険物に貼り付けるラベルの耐久性に関する国際基準。欧米では既に広く浸透しており、今後はアジア地域などでも運用されていくことが見込まれている。同規格の認証は、ラベル素材の粘着力などに関する「セクション2」と、印字の耐摩耗性などに関する「セクション3」の2段階に分かれている。今回ラインアップした「FJ8120-115」は、印字前のラベル素材としての評価である「セクション2」の認証を取得している。