2021 04 28 konicaminoruta コニカミノルタ(株)は、デジタル印刷システム「AccurioPress(アキュリオ プレス) C7100」を2021年5月11日に発売する。また、新製品発表会を6月2日にウェビナーにて開催する。
 「AccurioPress C7100」は、高画質および多彩な用紙への対応力と、自動品質最適化ユニットで評価を得ている「AccurioPress C6100」の後継機種となる。本体の横幅を従来機種から約1割削減した800mmに縮小しながらも、ワンランク上の「AccurioPress C14000シリーズ」と同等のオプション装着とワークフローの自動化・効率化・スキルレスを実現する。
 AccurioPress C7100」では、自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ -501)*1」の新機能である、「1to1印刷(バリアブル印刷*2)の自動検査機能」も利用可能。また、「AccurioPress C14000シリーズ」に投入された、「インライントリマーシステム」も装着することができ、従来のマニュアル作業と比較して、大幅な時間削減を実現する。

さらに、色管理システム「AccurioPro (アキュリオ プロ)Color Manager」の利用により、最適な色合わせと簡易な色検証による色管理が可能になり、常にベストな色のコンディションで安心感をもって印刷業務を行え、オペレーターの生産性を向上させる。
 コニカミノルタは、デジタル印刷システムに様々な工程の自動化と統合的なカラーマネジメントを付加することで、印刷現場の自動化、省力化、スキルレスを強化し、DX(デジタルトランスフォーメーション)による働き方改革を支援する。また、多彩な印刷物を生み出すことができる各種の機能により、オンデマンドサービスの可能性を広げ、顧客の事業拡大に貢献する。

【 「AccurioPress C7100」が提供する価値 】

1.印刷および後処理作業の自動化で省力化とスキルレスを提供
 
コニカミノルタは、2017年に自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ -501)」で、他社に先駆けた出力調整や紙面検査の自動化技術を導入して以来、次々とオペレーションを⾃動化し、省力化とスキルレスを提供してきた。「AccurioPress C7100」においても、用紙設定、調整作業、検品、後処理加工について自動化していく。

◆用紙設定:
 オペレーターが印刷に使用する用紙を設定したい場合に、センサーに用紙を挿入することで自動的に用紙の重さと種類を読み取り、AIにより用紙の厚みと種類の自動判定を行うことで、用紙設定の候補を表示する。標準搭載された用紙プロファイル約300種類の中から提示された候補から、最適なプロファイルを選択するだけで、不適切な設定に起因する不具合を軽減する。

◆調整作業:
 濃度や色調管理、表裏印字の位置調整を自動化することで、作業時間の短縮を可能にしたほか、技能差による調整時間のばらつきを解消させる。また、印刷中もリアルタイムで色調や印字位置を監視し、生産性を落とすことなく補正も行う。

◆検品:
 
紙の汚れや印刷の欠損などの検査を自動で行い、不適合品を排出するだけでなくリカバリー印刷まで自動化することができる。さらに、バリアブル印刷検品機能が加わり、数字やバーコードといった1枚ごとに印刷が異なるデータ(バリアブルデータ)について、リアルタイム照合と不適合品の排出も可能になり、今まで以上に検査工数の大幅削減と印刷品質への安心感を提供する。

◆後処理加工:
 
4方断裁、名刺やカードの複数カッティング、折り目などについて、インライン処理を実現した。これにより、名刺、カード、チケット、両面パンフレット、フルブリードポスター*3などの後加工がインラインかつワンパス自動処理で可能となり、従来のオフラインの後加工機によるマニュアル作業と比較して、大幅な時間削減を実現する。

2.顧客のビジネス拡大に寄与するメディア対応力
 封筒への印刷は、従来機種ではオプションユニットが必要であったが、「AccurioPress C7100」では定着ユニットの改良により、オプションユニット無しで印刷できるようになった。さらに、長尺紙への自動両面印刷が従来機種よりも18%長い900mmまで可能となり、A4サイズの三つ折り印刷物やポスターなど、特徴ある印刷物の提供が可能となる。

また、紙質に合わせて転写ローラーの位置と圧力を自動で最適化できるようになり、エンボス紙への印刷がさらに高画質になった。幅広いメディアへの対応力を向上させ、名刺や招待状などの印刷において要求される高い質感や表現力の拡大を実現させた。
 同
機は、クライアントの期待に応える美しい仕上がりを実現し、小ロット、短納期、オンデマンドというデジタル印刷の良さを活かすことで、クライアントへのより幅広い提案を可能とさせ、印刷事業者のビジネス拡大に貢献する。

*1:印刷現場で手間と専門性が必要な、色や濃度・見当位置の調整、人的操作ミス・ロスによる廃棄や仕事のやり直しなどを、独自の技術で自動化したユニット。
      https://www.konicaminolta.jp/business/products/graphic/ondemand_print/iq-501/index.html
 *2:可変印刷。宛名書きや通し番号など、1枚1枚で文字や画像を差し替えて行う印刷のこと。
*3:印刷後に四方の枠を裁ち落として作成するポスター