(株)サトーは、チルド環境下で、表面に霜が付着していても、高い粘着性を発揮するラベル基材「アクアサーマル 結露糊H(以下、アクアサーマル)」を2021年11月に発売した。主に食品への使用を想定しており、食品加工業者のラベル貼付け業務の作業効率化に貢献する。
 現在、食品ロス削減の手段の一つとして、冷凍が注目されている。冷凍技術の発達によって、解凍後も冷凍前の品質を保つことが可能になってきており、需要2021 12 01 satoに合わせて適切な量の冷凍した食品を冷蔵保存に切り替えることによって、流通する食品の量を調整し、賞味期限切れなどによる食品の廃棄が減らせると考えられている。
 しかし、冷凍保存から冷蔵保存に切り替える際のラベルの貼付け工程では、表面に結露する現象が発生する。粘着性を充分に発揮させるためには、表面の水分をふき取って貼り付ける必要があり、そのことが現場の作業負担となっていた。
 アクアサーマルは、チルド環境下で、ある程度霜がついた状態の粗面でも、充分な粘着性を発揮するため、結露をふき取る作業工程を省略することが可能。また、高い粘着性により、貼付け後のラベル脱落による異物混入も抑制する。
 加えて、素材に耐水性のある紙ベースの基材を使用しているため、環境負荷低減に貢献する。これまで水濡れするラベルには、フィルム基材を使うことが主流となっていが、今回、濡れても破れにくい耐水紙を使用することによって減プラを実現させた。さらに、国内の食品衛生法と米国のFDA規格に準拠したラベル基材となっている。
 対応するサトーのプリンタは、FLEQV®(フレキューブ®)FX3-LX、SCeaTa(シータ)CT4-LX、スキャントロニクス® CL4NX-J Plusおよびスキャントロニクス® CL6NX-J Plus。