東洋インキグループ東洋モートンは、EUの食品接触材料に関する法規制に対応するラミネート接着剤をラインナップした。これによりスナック食品用などの軽包装からレトルト包装まで、幅広い包装材に対応可能。
 食品用の軟包装材は、食品の保護や賞味期限の延長などの性能を付与するために、異なる機能をもつ複数のフィルムをラミネート接着剤で貼り合わせてつくられる。安全性の観点から、欧米をはじめ各国で包装材料に使用される各材料に関する法規制が強化されている。
 中でもEUは規制が厳しく、規制対象の化学物質を使用せずに製品の物性を維持することが困難であったが、同社の接着技術により、これまでの日本(食品衛生法)、アメリカ(FDA)に加え、EU、中国の化学物質規制にも対応し、かつ従来同等の物性をもつラミネート接着剤を開発した。
【製品ラインナップ】
2022 05 11 toyoink

・(EU)No.10/2011:EUでは2011年より食品パッケージに使用されるラミネート接着剤、印刷インキ、コーティング剤中の物質が食品に移行する量の制限が設けられ、実際の食品に模倣した溶液への抽出試験が要求されている。中国においても本EU規制に沿った樹脂原料の移行量制限が設けられている(GB 4806.1-2016)
・GB9685-2016:食品接触材料及び製品用添加剤使用標準。
・エポキシシラン化合物、スズ化合物:現在法規制の対象ではないが、EUを中心に包装材料のサプライチェーンで自主規制を設ける動きがある。