三井化学は、ミラストマー®︎の主要構成材である、ポリオレフィン成分についてリサイクル材を使用した環境対応グレードを開発し、サンプル供試を開始した。
 同社グループが保有する素材開発力を活かし、コンパウンド生産で培ってきた品質管理などのノウハウを活用することで、ポリオレフィン成分をリサイクル材に変更しつつも従来品と同等の性能を発現し、かつCO2排出量を削減、環境負荷を下げることができる。 今回 "エコシリーズ"を新たにラインナップに加えることで、現在のミラストマー®︎の主要用途である自動車材や建築材、日用雑貨はもとより、新たな用途開発も加速させ適用範囲の拡大を目指す。

 ミラストマー®︎とは https://jp.mitsuichemicals.com/jp/service/product/milastomer.htm

 柔らかさを有するプラスチックであり、広い硬度分布をもち、他の軟質樹脂と比較して低密度で軽量であり、耐熱性にすぐれるという特性がある。主要構成材は、ゴム成分とポリオレフィン等のプラスチック成分であり、今回の環境対応グレードは、主要構成材のポリオレフィン部分をリサイクル材に置き換えたものとなる。

同社グループの強み
1. ミラストマー®︎原料の主たる構成材を同社グループにて生産し、処方設計が可能であること
2. コンパウンド物性を最適化できる技術力、品質管理能力を保有していること
3. 将来的に、同社DX技術によりリサイクル材そのもののトレーサビリティを図れること

リサイクル材の適用範囲拡大について
 
"エコシリーズ"の性能を一定以上に保つ為に、良質なリサイクル材を利用することは重要である。しかしながら、社会全体でのリサイクル材利用を促進するためには、利用可能なリサイクル原料の裾野を広げ、使用量を拡大することも重要となる。同社は、将来的にDXを利用したリサイクル原料のトレーサビリティ確保などを実現することで、リサイクル材の品質を担保しつつも、利用可能なリサイクル材の適用範囲を広げることで、社会全体のリサイクル材の利用促進に貢献する。