積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは、建物用耐火性硬質ポリ塩化ビニル管・継手「エスロン 耐火VPパイプ」「エスロン 耐火DV継手」について、新たに呼び径200を発売した。
「エスロン 耐火VPパイプ」は、2007年に同社が業界で初めて開発した耐火機能を持つ塩ビ管。独自の耐火テクノロジーにより、火災時に中間層が膨張し貫通部が閉塞、塩ビ管そのままで防火区画貫通が可能となるため、軽量で易施工を実現し、建設現場の省力化と人手不足にも貢献している。
現場の大型化が進むことにより、ユーザーから多くの口径拡大の品揃え要望が寄せられ、ようやく呼び径200の開発に成功、10月16日より発売を開始した。
これまでは耐火VPパイプ・耐火DV継手は呼び径150までしか品揃えが無く、建物内の排水・通気管において、防火区画を貫通する呼び径200の系統については、金属管を使用するしかなかったが、「エスロン 耐火VPパイプ・耐火DV継手」の呼び径200の発売により、建物のオール樹脂配管が可能となる。
特に浄化槽の臭突管の場合は、腐食性のガスが流れるため、金属管では腐食が起きてしまうが防火区画貫通可能な「エスロン 耐火VPパイプ・耐火DV継手」であれば腐食の心配もなく、かつ軽量でさらなる施工性の向上を図れる。