コンバーティングテクノロジーセミナー2022(ONLINE) |
コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジーの |
|
講師 <第一部> |
||||||||||
<セミナー概要> コーティング液の多くは、媒体中にバインダーなどの高分子や顔料などの微粒子が分散した不均一系流体であり、コーティング液の物性制御およびプロセス管理と密接に関係する科学はバルクのレオロジーと濡れ性に関する界面化学です。塗料やインクなどは液体状態で紙、プラスチック、金属などに塗布された後、乾燥や化学反応などを経て固体塗膜となりますが、この過程に密接に関連するのは濡れ性に関する界面化学です。一方、液体中に分散した微粒子は、ほとんどの場合、その界面化学的性質に起因して凝集しており、その効果はレオロジー的性質に大きく反映されます。そして、コーティング液の粘弾性的性質は、塗布性や塗膜の性能に深く関わっています。 本セミナーでは、最初に界面化学とレオロジーの基礎、次にコーティング液の材料科学として高分子のレオロジーと微粒子分散系の安定性について説明します。続いてコーティング技術を総合的に理解するために、コーティングプロセスを液膜形成過程とコーティング液の乾燥硬化過程に分け、様々な観点からの解析例を紹介します。さらに、材料のレオロジー物性値を特許(パラメータ特許)にする手法についても触れます。 また第二部では実際のレオロジーコントロール剤についてその特徴・使い方を紹介します。コーティング液では粒子沈降・塗布時のタレ・形状の保持の目的で使用されますが、実際、水系・非水系とでは用いられるレオロジーコントロール剤は異なる。 ・どのような粘性挙動が欲しいか ・期待する効果と、望ましくない副作用 ・注意すべき点など、 実用上の課題についても触れる。また粒子の凝集と分散液のレオロジー特性は強い関係にあることから、粒子の分散安定化を図る湿潤分散剤についても紹介します。 |
||||||||||
|
||||||||||
|
企画・運営:(株)加工技術研究会