コンバーティングテクノロジーセミナー2024(HYBRID

開催のご案内

無機-有機ハイブリッド樹脂の開発と応用に向けて
─新たな機能性付与をめざして─

 

<開催日時>


2024年6月28日(金)

10:00~16:00
(途中休憩あり)

会場:ふれあい貸し会議室 品川 No19(東京都・品川駅近く)
Zoom(HYBRID方式)
 

会場受講・オンラインライブ受講
※Zoomでリアルタイム受講できるほか、オンデマンド・アーカイブ受講も可能です


講師:佐熊 範和 氏
(東京都立産業技術研究センター 研究開発本部 機能化学材料技術部
プロセス技術グループ 研究員)

 

 付加価値を高めるための有機無機ハイブリッド材料に関するセミナーを開催いたします。特に今回はハードコートに代表されるような無機-有機ハイブリッド樹脂の基礎や、メカニズム。または様々な現場で利用されている無機-有機ハイブリッド樹脂・コーティング剤の応用事例を懇切丁寧に解説いたします。

 

【講師の言葉】

 コーティング膜の特性の70%以上は使用される樹脂によって決定すると言われている。

無機高分子と有機高分子を比較すると一般論ではあるが、硬さ、耐熱性、衝撃性、密度、耐候性、柔軟性、耐酸化性、合成の容易さなどを比較すると真逆の位置にある。塗料を設計する際、この真逆の要素を要求されるケースが少なくない。例えば、硬質で高可撓性、架橋密度と柔軟性、耐熱性と熱成型性、低温特性と高温物性。即ち、無機特性と有機特性を1つの系中に存在させることができれば、当該相反するパラドックスを少しでも緩和することができるのである。

 以上の観点から、無機高分子と有機高分子という相反する特性を有する樹脂をカップリング剤という相溶化剤(相反応化剤)を駆使して、共有結合型のハイブリッド樹脂とすることにより、種々の要求性能に対応するコーティングとすることができるのである。

 今回の講演では、総論としてハイブリッドの基礎から、ハイブリッド樹脂合成、各論として種々のハイブリッド樹脂の紹介、最後にその応用展開を通して、無機-有機ハイブリッドの考え方を紹介していく。

 

<講演内容>

1.ハイブリッド基礎

 1-1 コーティング用樹脂の歴史

 1-2 無機ポリマーとは

 1-3 ハイブリッドの考え方

 1-4 ゾルゲル法とハイブリッド樹脂設計

  1-4-1 ゾルゲル法

  1-4-2 無機-有機ハイブリッド樹脂の合成方法

  1-4-3 粒子ハイブリッド

 

2.ハイブリッド型ハードコートの設計

 2-1 ハードコートとは

 2-2 ハードコートの変遷

 2-3 物質の表面硬度とは

 2-4 表面硬度と耐擦傷性

 2-5 ハイブリッドとブレンド

 2-6 自己治癒型とハードコート

 2-7 粒子ハイブリッドハードコート

 2-8 疎水性ゾルゲル法と親水性ゾルゲル法

 2-9 見える傷と見えない傷

 2-10 もっと硬く、さらに硬くNr理論

 

3.無機-有機ハイブリッド樹脂各論

 3-1 アクリルシリコーン複合架橋型

  3-1-1 さまざまな側鎖架橋型アクリル樹脂

      (酸化硬化、メラミン架橋、ウレタン架橋、その他)

  3-1-2 マイケル付加反応型アクリル樹脂

  3-1-3 無機-有機複合架橋型アクリル樹脂

 3-2 アクリルテンプレート高分子量ポリシロキサン樹脂

  3-2-1 ゾルゲルポリマーの高分子量化

  3-2-2 新規なハイブリッド型ポリシロキサン樹脂の開発

 3-3 ハイブリッドゾルゲルシリケート

  3-3-1 常温硬化型ハイブリッドシリケート樹脂

  3-3-2 熱硬化型ハイブリッドシリケートハードコート

  3-3-3 さまざまな機能性ハードコート

 3-4 水性シリカ-シラン-ウレタンハイブリッド樹脂

  3-4-1 水性無機-有機ハイブリッドの考え方

  3-4-2 水性シリカ-シラン-ウレタン(SSU)ハイブリッドシステム

  3-4-3 SSU塗膜のキャラクタリゼーション

 3-5 無機-有機ハイブリッド型水性架橋剤

  3-5-1 HCLの開発コンセプト

  3-5-2 シランカップリング剤法HCL

  3-5-3 ユニットウレア型HCLの合成

  3-5-4 HCL塗膜のキャラクタリゼーション

 3-6 UV硬化型無機-有機ハイブリッドハードコート

  3-6-1 ハイブリッドUV硬化システム

  3-6-2 無機-有機複合UV架橋システム

 

4.UV硬化型機能性ハードコート

 4-1 ハイブリッドUVハードコートの設計

 4-2 ハードコートの高機能化

  4-2-1 デュアルキュアー型ハードコート

  4-2-2 防汚型ハードコート

  4-2-3 UV吸収性ハードコート

  4-2-4 熱線遮蔽性ハードコート

  4-2-5 低熱膨張型ハードコート

 4-3 フィルム成型用ハードコート

  4-3-1 3次元フィルム成型加工方法

  4-3-2 金型内フィルム加飾成型システム

  4-3-3 アフターキュア型無機-有機ハイブリッドハードコートの設計

 

5.無機-有機ハイブリッド材料の考え方とまとめ


※内容が予告なく変更になる場合がございます。


 

【講師プロフィール】

佐熊 範和 氏 (さくま のりかず)

東京都立産業技術研究センター 研究開発本部 機能化学材料技術部 プロセス技術グループ 研究員

 

<経歴・業務内容>

1981.3 宇都宮大学工学部工学研究科修了

1982.3 アトム化学塗料株式会社(のちのアトミクス株式会社)入社

 塗料の研究、塗料用合成樹脂の開発、塗料用原材料の調査・研究

 無機有機ハイブリッドの研究 、ポリマーのシリル化研究(ハイブリッド基礎)、複合架橋型ハイブリッドの研究、熱硬化型ゾルゲルハードコートの開発、水性ハイブリッド樹脂の開発、無溶剤型ハイブリッド樹脂の開発、UV硬化型ハイブリッドハード樹脂の研究、UV硬化型機能性ハイブリッドハードコートの開発

2016.4 アトミクス株式会社 退職

2016.6 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 入社 現在に至る

 

著 書: 「無機-有機ハイブリッド樹脂の開発と用途展開」(株)理工出版社(2017)

共著 多数

学会、研究会:

高分子学会(ゴールド会員)

マテリアルライフ学会(理事)

無機高分子研究会

機能性フィルム研究会(監査)

関西コンバーティングものづくり研究会

 

 

■スケジュール

●日 程:2024年6月28日(金)
会 場:会場/配信形式
ふれあい貸し会議室 品川No19/Zoom
〒108-0074 東京都港区高輪4丁目23-5 品川ステーションビル 7階B号

時 間:10:00~12:00、13:00~16:00(休憩あり)
※当日聴講が難しい方には録画配信を行います(期間限定)。

■受講料

1名様 44,000円
 (税込、オリジナル予稿集代込)

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企画・運営:(株)加工技術研究会