CONVERTING Technology Seminar(有料セミナー)
リチウムイオン電池(LIB)は1991年にソニーが上市しその後、30年程度は大きな変化も無く、順調に市場規模を大きくしてきた。ここへ来て市場に出現して以来の最大の環境変化に見舞われている。材料面で言えば有機溶媒による正極材料塗工の工程で水系塗工の技術が出てきつつある。負極では既に行なわれていた水系塗工だが、正極では幾つかの制約の為に使われてこなかった技術がここへ来て脚光を浴びることになっている。
電極製造技術として使われてきた塗工法から、水、有機溶媒に限らず溶媒を使用しないドライプロセスも実用化段階に入ってきた。またここへ来てナトリウムイオン電池普及が現実味を帯びており、そのときに使われる材料もこれまでと変わる可能性が出てきた。
材料が変われば技術が変わる。技術が変われば材料が変わる。従来材料、従来製造プロセスの基礎から、この様な環境変化で材料がどのように変わっていくのか、説明して行きたい。
『コンバーテック誌』の連載記事「コーティングのコーチング ? 」を執筆中の講師が、「ロール to ロール工程の塗布積層技術」について、セミナー講師を務めます。
ロールtoロール(RtoR)工程は、ロール状のフィルムを送り出し、所望の機能を付与し、再びロール状に巻き取るプロセスです。これまで、粘着フィルムや包装材など、RtoRを中心に製造されてきましたが、近年になっては、従来バッチプロセスによって生産されていた材料を効率的に量産する手段として注目され、光学、電子、電池分野などの、多種の用途に展開されつつあります。RtoRプロセスによる製造では、付加価値を得るために、重要かつ高度な製造技術が構築されており、本セミナーでは、RtoRによる、塗布・積層方法を中心に、多岐に渡る技術内容について、分かり易く解説するとともに、実際の製造で発生する、様々な課題について、その対策に役立つ事例等も紹介します。
『コンバーテック誌』の連載記事「コーティングのコーチング ? 」を執筆中の講師が、「ロール to ロール工程の塗布積層技術」について、セミナー講師を務めます。
“ラミネート”という言葉は、数十年にわたって使用されており、身近でよく見かけます。何かを貼り合わせるということを示していて、汚れ防止など価値を棄損したくないもの、何か別の機能を有するものを組み合わせること、など一般消費者にも浸透している通りです。
一方で工業的に用いる場合は特に近年、ウェブの薄膜化・高機能化が進んできていることもあり、これに関わるコンバーティング技術(ラミネートのみではなくスリットや搬送、巻き取り)の重要性が高まってきています。これらの製商品を作ること、また価値を高め、またこれらを使用するまでの間で、各種工程の保護機能材などとして、幾度とラミネートを精密に瑕疵なく行うことは、このコンバーティング技術の一つであり、我々が価値を生み出すことができる一つの手法です。
本講演においては、このラミネーティングという要素について、基本的な事項についてできるだけ平易な言葉で学び、これをエンジニアが現場に落とし込みを行うことで国内産業の付加価値を高めることを目的としています。“単に貼ればいい、包装していればよい”という安易な認識では高まらない理由や、現場で発生している事象を、技術者目線で観察を行い、課題解決への足掛かりとするきっかけをつかんでいただきたいと考えています。
今回、教科書として使用する、「誰でもわかるラミネーティング」は、松本先生が1990年1月から97年12月にわたって月刊技術雑誌「コンバーテック」に、「ラミネート初級講座」というタイトルで連載したものを加筆修正し、再編集されたものです。当初の書籍発刊より、20年という期間がありますがその本質については変わることなく現在でも通用する考えであり、今後もエンジニアの基本として重要な事項についての啓示がされています。
さらに本書は専門技術者には当然ながら、専門技術者ではない方(事業方針を決める方、販売部門の方など)にも、理解が進みやすく、平易な文章で表現がなされています。ラミネーティングという技術について、理解を進め、既存課題の解決や、今後の高機能・高付加価値製品の開発へとつなげていただくことが出来るよう、本書と現場との関わりについて具体的な事例を含めて解説と紹介をさせていただきます。
本プログラムを受講した後は、現場で毎日発生している事象を、より理屈とつなぎ合わせて観察することが出来、不都合の解消や、新製品のアイデア発案につながることを期待しています。
