【LiB】宇部マクセル、堺事業所内のリチウムイオン電池用セパレータ設備を増強

 UBEとマクセルの合弁会社である宇部マクセルは、車載用リチウムイオン電池の需要増大に対応するため、堺事業所内にセパレータ原膜製造設備の新設する。

 今回の新規設備建設計画は、2026年秋完工予定の堺事業所におけるセパレータ原膜製造設備に続くもので、2026年度中の第1期着工を決定し、さらに2029年度には第2期着工を予定。これらにより宇部マクセルのセパレータ原膜製造能力は、現行比で約50%増となる。

新設設備の完成予想図(提供:株式会社大林組)

 世界的な脱炭素社会の進展に伴い、電動車(xEV)は中長期的に市場規模を広げており、リチウムイオン電池(LiB)の基幹部材であるセパレータの需要は引き続き拡大が見込まれている。

 足元では、電気自動車(EV)市場の拡大に一部調整の動きが見られる一方で、ハイブリッド自動車(HV)を中心とした車載用途は堅調に推移しており、需要の底堅さが継続している。

 さらに、再生可能エネルギーの普及に加え、AIデータセンター等の電力需要増加を背景に、電力貯蔵システム(ESS)向けLiB需要が拡大しており、セパレータ市場は車載・非車載の両面で成長が期待されている。

 宇部マクセルの乾式製法セパレータは、その機能と安全性から車載用LiBにおいて数多くの採用実績があり、今後もセパレータ需要の拡大にタイムリーに対応し、能力増強を図るとともに次世代xEVや非車載市場での用途展開を加速させ、事業拡大を目指していく。

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