【自動充填装置】太陽工業、コンテナーバッグへの自動充填システム「ROBAPS」の国内販売を開始

大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業は DYPN Co., Ltd. (韓国ソウル市、CEO:Shin Seung-dae)との独占販売契約を通じ、粉体やペレットなどの原料をコンテナーバッグに自動で充填するシステム「ROBAPS」(ロバプス)の国内販売を開始する。同製品の導入を通じ、物流業界における充填作業の省人化を実現し、充填現場の作業環境の改善を支援する。2028年度までに10億円の売上を目指す。
製造業や建設業、リサイクル業、化学・素材関連工場など、粉じんが発生する作業現場では、労働環境の改善が重要な経営課題となっている。粉じんを扱う現場では、作業中に微細な粒子を吸い込むことで健康被害を引き起こす可能性があるため、労働安全衛生法や粉じん障害防止規則などに基づき、換気設備の設置や防じんマスク、保護衣(PPE)の着用など、さまざまな安全対策が実施されている。防じんマスクや保護衣は粉じんばく露を低減する上で重要である一方、密閉性や防護性能が高いほど身体への負担が大きくなりやすく、作業性の低下や疲労蓄積につながるケースがある。特に夏場や高温環境下では、熱がこもりやすく、熱中症リスクへの懸念も高まっている。
さらに、少子高齢化を背景とした労働人口の減少により、製造・物流・建設分野では慢性的な人材不足が続いている。粉じん環境を伴う現場では、「身体的負担が大きい」「作業環境が厳しい」といったイメージから採用難につながるケースもあり、人材確保・定着の観点からも作業環境改善へのニーズが高まっている。
同社が販売開始する自動充填装置「ROBAPS」はコンテナーバッグへの粉体やペレットの充填における、結束までの工程を自動化する装置。
従来の充填作業のラインに必要な作業者を削減することが可能となる。また、同製品は既存のコンテナーバッグに対応し、1時間あたり30~90袋の充填が可能。計量ホッパーなどの設備をそのまま活用できるため、既設ラインへの導入が容易で、設備更新に伴う負担を軽減する。
粉じんが発生する作業現場における慢性的な人手不足の課題に対応するとともに、作業者の安全・健康に配慮した作業環境づくりと業務効率化に貢献する。


自動充填装置 「ROBAPS」導入のメリット
・重量物取り扱いの作業者への身体的負担を軽減
・粉じんの吸入や皮膚や衣服への付着といった粉じん曝露の低減
・充填作業の自動化による省人化
・充填作業の自動化による作業効率の向上
・安定した充填品質の確保
◇自動充填機導入による業務効率化(参考)
【導入前】
1ラインの充填作業に3~5名動員 × 3交代作業 = 9~15名/日が充填作業に従事
【導入後】
自動充填装置「ROBAPS」導入により1.5名 × 3交代 → 4.5人/日での充填作業が可能
【効果期待例】
1日1ライン当たり4.5~10.5人の作業人員の削減
自動充填装置 「ROBAPS」の概要
| 項目 | 対応仕様 |
| 梱包形態 | パレット(サック) |
| バッグ形状 | 丸形・角型 |
| 吊り形状 | 制限なし |
| 内袋有無 | どちらでも可(内袋は固定が必要) |
| 注入口径 | ~Φ500mm |
| 結束(内袋) | フラットシール |
| 結束(注入口) | インシュロックでの自動結束 |
| 内容物 | ペレット or パウダー |
| 能力値 | 30~90袋/時間 |
製品ラインナップ:
- マニュアル:ロボットアームでのコンテナーバッグセットのみ自動化し、充填以降は手動
- セミオート:ロボットアームでのコンテナーバッグセットと充填作業が自動化し、結束作業は手動
- フルオート:ロボットアームでのコンテナーバッグセットから結束まで自動化
今後の展開について
同社は、樹脂、化学品、セラミックス原料、などの粉末を取り扱う製造業を中心に、自動充填装置の提案を進めている。フレキシブルコンテナーバッグと自動充填装置を組み合わせたソリューションを提供することで、生産性向上と安全な作業環境の実現に貢献する。2028年度までに売上高10億円を目指し、粉体物流分野における自動化の推進に取り組んでいく。


