【宇宙戦略基金】「SX研究開発拠点」に東京科学大学が採択。島津製作所、連携機関として「量子スピン磁力計」開発へ
島津製作所は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した宇宙戦略基金事業の技術開発テーマの1つである「宇宙転用・新産業シーズ創出拠点“SX-CRANE”」(技術開発課題の名称は「有人火星時代に向けた環境センサ・小型ペイロード開発拠点(牽引型)」)に、代表機関である東京科学大学(研究代表者:関根康人教授)の連携機関(研究分担者)として参画する。この採択は2026年6月9日にJAXAより発表された。
島津製作所はTMR効果※を用いた、スピントロニクスデバイスを応用し、宇宙空間で使える直交3軸の感度軸を持つ「量子スピン磁力計」の開発を担う。無人探査機に搭載可能な磁力計は、宇宙空間での観測だけでなく、地球における環境のモニタリング、防災、資源探査などでの利用可能性も秘めている。なお、島津製作所は「量子スピン磁力計」について東京大学先端科学技術研究センターの関 華奈子教授の研究チームが担当する「着陸地点評価局」の構成品として、2030年代に計画されている火星着陸探査機への搭載を目指す。
※ Tunnel Magneto Resistance Effect:強磁性体の磁化の向きによって電気抵抗が変化する現象。今回のスピントロニクスデバイスは東北大学大学院応用物理学専攻の大兼幹彦教授が研究開発を進めている

