【ヒューマノイドロボット】日本能率協会総合研究所MDB、2030年に2.5兆円規模と推計

 日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンク(MDB)は、MDB Digital Searchの「MDB有望市場予測レポート」シリーズにて、世界のヒューマノイドロボット市場を調査し、市場規模が2030年に推計2.5兆円規模となると発表した。

ヒューマノイドロボット 市場規模・予測
日本能率協会総合研究所MDB推計


 ヒューマノイドロボット(人型ロボット)とは、人間の形状や能力をモデルに設計された二足歩行ロボット。2000年に本田技研工業が「ASIMO」を発表し、二足歩行技術の先駆けとして注目を集めたが、当時は実用化には至らなかった。
 2022年の生成AIの登場により、AIによる視覚・言語情報の処理能力が飛躍的に向上し、半導体の性能も向上。AIの進歩はその後、現実世界で物理的に動作する「フィジカルAI」へと発展し、その具体的なハードウェアとしてヒューマノイドロボットの実用化が再び進んでいる。
 ヒューマノイドロボットは、従来の用途固定型ロボットと比較して汎用性が高く、人間に合わせて設計された既存の建造物や社会インフラをそのまま導入・運用できる点が最大の優位性となっている。
 用途は研究室での実験段階から、工場の生産現場などへの試験的な導入に進みつつある。今後は省人化・無人化対策として自動車製造工場や物流倉庫などで大きな需要が見込まれる。
 ヒューマノイドロボット市場は、世界に先駆けて量産化を開始した中国勢が先行している。2025年の世界出荷台数ベースでは中国企業が約85%という圧倒的なシェアを占め、2026年後半からは米国でもTeslaやBoston Dynamicsが量産化を開始する予定。
 ヒューマノイドロボット市場は2030年に向けて本格的な普及期に移行する見通し。2024年の市場規模は約2300台(60億円)であったが、中国での量産化開始により2025年から急拡大、2026年後半からは中国以外でも量産化が本格始動することで、2030年は約50万台(2.5兆円)まで拡大するとの予測。
 同調査では、世界のハードウェア(機体)のメーカー販売台数をベースに算出した。
 調査結果の詳細は、JMARが提供するリサーチプラットフォームMDB Digital Searchに同レポートを収録し、提供している。
 MDB有望市場予測レポートシリーズは、今後、成長が期待できる有望・注目製品/サービス/市場について、MDBが独自調査を実施し、取りまとめたオリジナルレポート。

■レポートの構成(計7ページ)

  1. 調査対象市場定義
  2. 市場分析
  3. 価格動向
  4. マーケットシェア
  5. 主要企業
  6. 主要参入企業動向
  7. 市場構造・ビジネスモデル
  8. ユーザー動向/用途動向

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