【AWARD】細川洋行グループ、レトルト対応モノマテリアルスパウト付きパウチで世界主要包装賞をトリプル受賞
オーストラリアの食品メーカーFlavour Makers社と、細川洋行グループでアジア・オセアニア地域を中心にCHEER PACK(R)事業を展開するCheerpack Asia Pacific社は、「Australian Organic Food Co - Vanilla Custard」に採用されたレトルト対応でPP単一素材(モノマテリアル)のスパウト付きパウチにより、2026年開催の「WorldStar Packaging Awards」をはじめとする世界主要包装賞においてトリプル受賞を果たした。
同品は、レトルト食品に求められる保存性能と高いリサイクル性を両立した点が評価されたもの。また、キャップの形状を最適化することで、キャップ部のプラスチック使用量を従来比約20%削減するなど、環境負荷低減にも取り組んでいる。

開発背景
近年、欧州PPWRをはじめとする各国の環境規制やEPR制度の拡大を背景に、包装材にはリサイクル性の向上と資源循環への対応が強く求められています。一方で、レトルト食品用スパウト付きパウチは、耐久性やバリア性能を確保するため複数素材を組み合わせることが一般的であり、リサイクルが難しいという課題があった。こうした課題を解決するため、両社は「食品品質を維持しながら環境負荷を低減する包装」の実現を目指し、PP単一素材によるレトルト対応モノマテリアルスパウト付きパウチを共同開発した。
製品の特徴
開発製品は、認証オーガニック原料を使用したシングルサーブタイプのバニラカスタード向けに開発されたレトルト対応モノマテリアルスパウト付きパウチであり、主な特長は以下の通り。
・PPモノマテリアル構成によりリサイクル性を向上
・レトルト殺菌後も高い密封性・低酸素透過率を維持
・流通時の耐久性と内容物保護性能を両立
・キャップ形状を最適化し、キャップ部のプラスチック使用量を従来比約20%削減
これらの技術は国内外で高く評価され、包装分野における世界最高峰の国際アワードの1つである「WorldStar Packaging Awards 2026」においてFood部門およびPackaging Materials and Components部門の2部門を受賞。さらに、豪州・ニュージーランド地域を代表する包装賞であるPIDA(Australasian Packaging Innovation & Design Awards 2025)で2部門、北米の軟包装分野で高い権威を持つFPAの「Flexible Packaging Achievement Awards 2026」で3部門を受賞している。

今後の展開
両社は今回の受賞を契機に、オーストラリア・ニュージーランド市場での採用拡大に加え、グローバル市場への展開を進める。今後は、ベビーフード、デザート、ソース類など、レトルト殺菌対応とリサイクル性の両立が求められる分野への展開を推進するとともに、各国のリサイクル制度や市場ニーズに対応した環境配慮型包装の開発を進め、循環型社会の実現に貢献していく。
CHEER PACK(R)について
CHEER PACK(R)は、世界各国で採用されている細川洋行のスパウト付きパウチブランド。飲料、食品、 日用品など幅広い分野で採用されており、利便性と機能性を兼ね備えたパッケージとして市場を拡大している。近年はモノマテリアル化やリサイクル性向上をテーマとした製品開発にも注力しており、持続可能な社会の実現に向けたパッケージソリューションを提案し続けている。

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