【断熱建材】タイガー魔法瓶の「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」、鉄道高架下 都市型データセンターで実証実験

 タイガー魔法瓶は、東急東急電鉄イッツ・コミュニケーションズおよび東急建設が2026年6月より開始している「都市型データセンターの導入検討に関する実証実験」において、断熱建材に関する技術サポートを行っている。
 今回、タイガー魔法瓶が技術サポートを行う「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」は、魔法瓶で培った真空断熱技術を応用した断熱材。高い断熱性能により、モジュール型データセンター内部の温度環境を安定させ、冷却した空気を逃がしにくくすることで、サーバーの安定稼働や冷却効率の向上に貢献する。また、その薄型でコンパクトな特長は、モジュール内部に寸法制約がある中でも、機器の実装スペースを損なわない。高架下のような限られた空間・特殊環境においても、断熱・冷却性能の面から都市型データセンターの実用化を支え、省スペースかつ省エネルギーな次世代デジタルインフラの整備に寄与する。

高架下に設置するモジュール型小規模データセンター(イメージ)


一般的な断熱材より薄く、高い断熱効果を発揮

 TIVIPはステンレス箔を使用し、パネル内部を真空状態にすることで熱伝導を非常に低く抑えた高性能な断熱材であり、限られた空間での温度管理に適している。このたび、都市型データセンターの導入検討に関する実証実験の主体的な実施者である東急建設より依頼を受けて、TIVIPを供給した。
 東急建設では、今後はモジュール型データセンター内の温度安定性や冷却効率を確認し、都市型データセンターにおける断熱建材としての実用性を検証する。
 都市型データセンターでは、サーバーから出る熱を効率よく排出し、冷たい空気を必要なエリアへ届け続けることが重要になる。モジュール型データセンターにTIVIPを活用して、冷却エリアを“魔法瓶のように”断熱し、冷却した空気を逃がしにくくすることで、温度管理の安定化を支援する。

「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」の主な特長
 TIVIPには、以下の4つの特長と実績がある。
1.熱伝導率 0.0025W/m・K以下
  厚み10mm、サイズ440mm角以上の試作品をJIS A 1412-2に基づき測定した初期測定値(自社測定法により算出)。
2.断熱効果 約10~25倍
 従来の断熱材と比較して高い断熱効果を発揮。薄型でも温度維持に貢献。

※国土交通省「表示・評価方法基準(省エネ)における検討方針」より引用。
3.発泡ウレタン比 約1/10の薄さ
 発泡ウレタンの約1/10の薄さで同等の断熱効果を得られる※1
 ※1 厚さ10mm、440mm角以上のTIVIP試作品の熱抵抗R=0.01/0.0025=4.00m2K/W、厚さ100mm、440mm角以上の硬質ウレタンフォームの熱抵抗R=0.1/0.024=4.16m2K/W。
4.長寿命 30年以上
 ステンレス素材と封止技術により、真空断熱維持の長寿命化を実現※2
 ※2 厚み10mm、サイズ440mm角以上の試作品をJIS A 1412-2 に基づき測定した初期測定値(自社測定法により算出)
参考実績 45.9%削減
 リーファーコンテナ実証で消費電力およびCO2排出量を45.9%削減(同社実施の従来品との保冷実証値)

あなたへのおすすめ