【自動車部品】イクヨオートモーティブとアース製薬、「MA-T System」を活用した表面改質技術の共同開発を開始

 イクヨ子会社の自動車用プラスチック部品の製造・開発を手掛けるイクヨオートモーティブと、アース製薬は、アース製薬が推進する革新的な酸化制御技術「MA-T System(要時生成型亜塩素酸イオン水溶液)」を活用した自動車部品製造における新たな表面改質技術の共同開発を開始した。

■ 共同開発の背景と目的

 自動車産業において、環境負荷の低減(カーボンニュートラル)と製造工程の効率化は最重要課題となっている。特に、自動車の内外装に広く使われる「ポリプロピレン(PP)樹脂」は、軽量でリサイクル性に優れる反面、塗料やインクが密着しにくいという課題があり、これまでは環境負荷の高い表面処理が必要であった。

 今回の共同開発では、アース製薬が持つ安全かつ高い除菌・消臭・酸化制御効果を誇る「MA-T System」を工業用表面改質技術へと応用する。イクヨオートモーティブの自動車部品開発の知見とかけ合わせることで、環境に優しく効率的な次世代の製造プロセスの確立を目指す。

 イクヨオートモーティブとアース製薬は、具体的に以下のテーマについて検証および用途開発を進めていく。

① 樹脂成形品における表面処理プロセスの合理化と環境負荷低減の検証

 従来の製造工程におけるプロセスの見直しを生産レベルで検証し、「MA-T System®」を活用した代替プロセスの確立を目指す。

② 「MA-T System」による表面改質効果の基礎検証と用途開発

 樹脂表面に対する「MA-T System」の親水性向上などの効果を検証し、自動車部品をはじめとする様々なプラスチック製品への応用を模索する。

③ 次世代加飾・印刷技術への応用開発

 自動車の内外装デザインの高度化・多様化に対応するため、特定のプリント加飾プロセスにおいて「MA-T System」を導入。素材に対する密着性と高い耐久性を両立する次世代の加飾技術の開発を行う。

■ MA-T System(要時生成型亜塩素酸イオン水溶液)について

 アース製薬が普及を推進する、革新的な酸化制御技術。必要な時に必要な量だけ活性種(水性ラジカル)を生成させることで、高い効果と安全性の両立を実現している。これまでは医療・衛生・農業分野を中心に展開されてきたが、その優れた酸化制御能がプラスチックの表面改質(接着性・塗装性の向上)にも有効であるとして、工業分野からも大きな注目を集めている。

アース製薬 MA-T詳細: https://corp.earth.jp/jp/company/business-product/ma-t/index.html

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