【AWARD】TOPPANグループのIrplast、「interpack 2026」にてTOPPAN Packaging Czechとの技術を融合した「リサイクル可能なレトルト対応モノマテリアルパウチ」で「Sustainability Design Award」銀賞受賞

 TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPAN傘下でイタリアのフィルムメーカーIrplast S.p.A.(読み:イルプラスト、本社:イタリア・トスカーナ州、代表取締役社長:Fausto Cosi、以下 Irplast)は、ドイツ・デュッセルドルフで開催された世界最大規模の国際包装産業展示会「interpack 2026※1において、「Sustainability Design Award」の銀賞を受賞した。
 同アワードは、国際連合食糧農業機関(FAO)などが推進する食品ロス削減の取り組み「SAVE FOOD」の一環として実施されたもので、同展示会の出展社から100点を超える最先端の包装ソリューションがエントリーされる中、高い評価を獲得した。
 受賞対象となったのは、TOPPANグループの欧州拠点における高い技術力と環境への貢献度が評価された「リサイクル可能なレトルト対応モノマテリアルパウチ」。同製品はIrplastの技術と、同じくTOPPANグループで欧州におけるバリアフィルムの生産拠点であるTOPPAN Packaging Czech s.r.o.(読み:トッパン パッケージング チェコ、本社:チェコ・モスト、代表取締役社長:川本裕之、以下 TCZ)が強みとするバリア技術を融合し、両社の連携によって実現した。

受賞商品の概要と特長
 今回銀賞を受賞したパウチは、リサイクル適性に優れたポリプロピレン(PP)のモノマテリアル(単一素材)仕様でありながら、従来の複合素材構成と同等のバリア性と高温・高圧のレトルト殺菌処理に要求される耐性を兼ね備えたパッケージ。
・「LISIM」技術による優れた耐熱性と外層強度の確立
 パウチの外層フィルムには、Irplast独自の同時二軸延伸技術「LISIM(リシム)」※2による高耐熱性BOPPフィルムを採用。これにより、137℃・最大60分間というレトルト殺菌環境下でも形状安定性と接着安定性を発揮。モノマテリアル仕様と、高い外層強度・印刷適性を両立させている。
・優れたバリア性能によりアルミレスを実現
 製品にはTCZ社が生産する、TOPPAN独自技術により開発した透明バリアフィルム「GL BARRIER※3のPPグレードを活用することで、アルミ箔を使用せず常温での長期保存を可能にした。これにより、サプライチェーンから家庭内に至るフードロスの削減への貢献や、電子レンジ対応による利便性も実現している。
・モノマテリアル化による環境規制への対応
 アルミ箔を含む異種素材を組み合わせた従来の複合構成からの転換により、環境負荷の低減に寄与するとともに、欧州等で整備が進むPPの回収・リサイクルルートへの適合を視野に入れた設計となっている。
今後の展望
 同製品は、欧州の包装・包装廃棄物規則(PPWR)をはじめとするグローバルな環境規制の強化を見据え、「規制への適合」を見込んで設計されている。ベビーフードやレトルト食品、ソース類など、レトルト殺菌処理とリサイクル性が求められる領域への展開を目指していく。
※1 interpack 2026
 会 期: 2026年5月7日~13日
 会 場:メッセ デュッセルドルフ
 主催者: Messe Duesseldorf GmbH
※2 LISIM
 Irplastが導入しているブルックナー社(Bruckner)の同時二軸延伸技術であり、顧客のPPのモノマテリアル仕様への移行に貢献する。
URL:https://www.irplast.com/bopp-film-division/
※3 GL BARRIER
 TOPPANが開発した優れたバリア性能を持つ透明バリアフィルムの総称。独自のコーティング層と高品質な蒸着層を組み合わせた多層構造で、安定したバリア性能を発揮するす。また多くの優れた特性が高い評価を受け、食品から医療・医薬、産業資材に至る幅広い分野で採用されている。印刷基材とバリア基材の双方の機能を兼ねることなどにより、アルミ箔代替、層構成の合理化を図ることができる。
URL:https://www.toppan.com/ja/living-industry/packaging/products/barrier_film/

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