【熱中症対策】TOPPANとファンケル、早稲田実業学校高等部の吹奏楽部員に体表温を色で見える化する「示温シール」試験提供

 TOPPANファンケルは、皮膚の表面温度の変化を色で見える化するシール「示温シール」を共同開発し、現在実用化に向けて検証しているが、今回、味の素が主催する「アクアソリタ(R)※1『応援熱中症』対策プロジェクト※2」に参画し、2026年6月10日に行われたメディア発表会にて、早稲田実業学校高等部の吹奏楽部員に製品を試験提供した。
 示温シールは、温度に応じて色が変わる設計になっており、肌に貼って使用することで皮膚の表面温度の上昇が見える化され、スポーツをプレーする人だけでなく、吹奏楽部員など応援する人の暑熱リスクにもいち早く気づくことができる。
 今後、同製品の有用性の検証を続け、学校・企業・団体などと連携しながら暑熱リスクへの気づきを支援していくとともに、2027年6月までに製品の実用化を目指す。

「示温シール」配布の様子 左:ファンケル 経営企画本部 新規事業推進部の松田さん、右:早稲田実業学校高等部 吹奏楽部 部長の永井さん

背景
 近年、熱中症対策は社会全体で重要性が高まっている。一方で、スポーツをプレーする人だけでなく、吹奏楽部や応援団、保護者、観客など応援する人にも大きな暑熱リスクがあることは、これまで認識されながらも十分な対策が取られてこんかった。
 味の素の調査では、屋外でスポーツを応援する人の約2人に1人が、熱中症とされる症状を経験していることが判明している。特に吹奏楽部では、長時間の炎天下での演奏や楽器の照り返しなど、過酷な環境下で活動している実態も明らかになっている※3
 TOPPANとファンケルは、TOPPANのフィルム製膜技術を用いた肌に貼れるフィルムをもとに、体表温によって色が変わる示温シールを開発。2024年10月には横浜市立小学校の児童を対象とした暑熱対策に関する実証を行うなど、実用化に向けた検証を行っている。
 こうした背景を受け、両社は味の素が主催する「アクアソリタ(R)『応援熱中症』対策プロジェクト」に参画し、暑熱リスクの高い状況で演奏することが多い早稲田実業学校高等部の吹奏楽部員に示温シールの試験提供を行った。

「示温シール」の概要
 示温シールはTOPPANのフィルム製膜技術を用いた肌に貼れるフィルムと、一定温度で色が変化する特殊なインクを組み合わせることで、体表温が約34℃から変色を始め、約36℃で最大変色となる設計となっている。これにより、シールの色変化によって直感的に体表温を把握することが可能。現在は開発・試験段階であり、今後の実用化に向けて有用性の検証を進めている。
※個人により変色に差が生じる。

「示温シール」の変色例

「アクアソリタ(R)『応援熱中症』対策プロジェクト」について
 「アクアソリタ(R)『応援熱中症』対策プロジェクト」は、味の素が経口補水液「アクアソリタ(R)」シリーズにおいて実施する、屋外でスポーツを“応援する人”の熱中症、つまり「応援熱中症」対策の啓発を行う活動。同プロジェクトでは、まず「応援する人」の象徴的存在である吹奏楽部に着目し、最終的には、スポーツ観戦やイベント、学校行事など、あらゆる場面で“応援する人”を「応援熱中症」から守る活動へ広げていくことを目指している。
 味の素はプロジェクト第一弾として、2026年5月31日に開催された「甲子園ブラスバンドフェスティバル2026」において、「アクアソリタ(R)」のサンプリングを実施。続く6月10日のメディア発表会では、早稲田実業学校高等部吹奏楽部を対象に、「『応援熱中症』熱血授業」や「アクアソリタ(R)贈呈式」が行われた。

今後の展開
 TOPPANとファンケルは、「アクアソリタ(R)『応援熱中症』対策プロジェクト」への参画を通じて、学校・企業・団体などと連携しながら、スポーツをプレーする人だけでなく応援する人に対しても暑熱リスクへの気づきの重要性を発信していく。
 また、同製品の有用性の検証を進め、暑熱リスクへの気づきを促すとともに、2027年6月までに実用化し、暑熱環境下での適切な体調管理を支援していく。
※1 味の素が提供する経口補水液。
※2 大量の発汗やめまいなど、応援時の熱中症症状が見られた場合に、すぐに経口補水液を飲めるように備えておくことを啓発する、味の素が発足したプロジェクト。
※3 出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000092524.html

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