【AWARD】日本精工、工作機械技術振興財団から「工作機械技術振興賞・論文賞 」受賞

 日本精工(NSK)は、工作機械技術振興財団より「2025年度(第47次)工作機械技術振興賞・論文賞」を受賞した。
 工作機械技術振興財団では、毎年度、工作機械技術に関連する論文の中から、新規性、独創性、産業への応用性などを勘案のうえ、優秀な論文に対し工作機械技術振興賞として表彰している。
 このうち「工作機械技術振興賞・論文賞」には、大学、高専、公的研究機関および企業の研究者などを対象に、財団の審査委員会の厳正な審査を経て工作機械の発展・進歩に大きな貢献が期待できる独創的な論文が選考されており、工作機械業界をはじめとするものづくりの分野において伝統と名誉を伴った影響力のある賞として知られている。

2026年6月16日、第一ホテル東京での贈賞式において
写真左から、安達俊雄理事長(工作機械技術振興財団理事長)、
NSKの新井 覚氏(代表受賞者)、竹之内優志氏、本多信太郎氏、谷 翔太氏

 受賞概要は次の通り。
1) NSK受賞者
・産業機械技術総合開発センター 新井 覚 エグゼクティブ・チーフエンジニア
・デジタルツイン推進室 竹之内 優志 氏
・デジタルツイン推進室 本多信太郎 氏
・コア技術研究開発センター 谷 翔太 主任
※所属部署は論文公開時(2025年2月)のもの。
2)受賞内容
 論文題目:
 Foundational development, modeling and configuration of state stabilizing mechanism to maintain axial tension in ball screw feed drive systems
 Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing, Vol.19, No.1,2025
 ( https://doi.org/10.1299/jamdsm.2025jamdsm0008 )
 摘要:
 工作機械のボールねじ送り系の機能を維持する方法として、「軸力の状態安定化機構」を提案。発熱によりボールねじが伸長しても、送り系としての摩擦が常に安定した状態となるようにボールねじの軸力を、軸受で生じる摩擦熱を利用して維持する方法を考案し、解析モデルを構築するとともに、その機能を実機評価により立証。
 受賞理由:
 「従来ボールねじの熱変形対策は、対処療法がほとんどであった。これに対し本研究では、軸力を自律的に安定化させる手法を提案することで工作機械の高精度化と信頼性向上に寄与する成果を創出しており、その点を高く評価した」 (新野秀憲審査委員長、東京科学大学名誉教授、職業訓練大学校名誉教授)。

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