【R&D】リンテック、新規事業の創出に向け神戸・ポートアイランドに新たな研究開発拠点を開設

 リンテックは2028年度中の完成を目指し、兵庫県神戸市のポートアイランド内に、約80億円を投じて新たな研究開発拠点を開設する。
 リンテックは1934年の設立以来、シール・ラベル用の粘着紙・粘着フィルムをはじめ建物・自動車関連、半導体関連、光学関連など粘着製品の用途を拡大してきた。この間、埼玉県にある研究開発本部・研究所を中核拠点として製品開発の強化を図ってきた。
 2030年3月期を最終年度とする長期ビジョン「LINTEC SUSTAINABILITY VISION 2030(略称:LSV 2030)」の重点テーマにも掲げているように、同社グループは持続的成長に向けた新規事業の創出を経営戦略の根幹に位置づけている。粘着応用技術や表面改質技術などの現状の基盤技術にとどまらず、未開拓の領域における、より広範な素材開発技術の構築と新規事業創出を実現するため、大学や研究機関、他企業との連携を含めた研究開発を現在、積極的に進めている。そしてこの取り組みをさらに強力に推進していくことを目的として、今回、さまざまな研究機関が集積する兵庫県神戸市のポートアイランド内に新たな研究開発拠点を開設することにした。
 関西地区には独創的な研究を進める大学や研究機関なども多く、ここを基盤として“知の共創活動”のさらなる推進と人材確保を図りつつ、先端電子材料やエネルギー変換デバイス材料、バイオマス材料といった領域を中心に、社会的課題の解決に寄与する高付加価値製品の開発に注力していく考え。既にポートアイランド内に6070m2の敷地を取得しており、2028年度下期にまず60人規模で拠点を開設、2035年には100人体制を計画している。
 既存の研究所および米国の開発拠点・ナノサイエンス&テクノロジーセンターとも連携を図るとともに、機械学習やマテリアルズ・インフォマティクスなどを活用したデータ駆動型の材料開発スタイルの徹底により、研究開発効率の向上を図りつつ新製品・技術の開発と新規事業開拓を目指す。
<概 要>
投資金額 : 約80億円
開設予定 : 2028年度下期
所 在 地 : 兵庫県神戸市中央区港島南町
敷地面積 : 6070m2
従業員数 : 100人程度(開設時は60人程度)を予定
研究内容 : 先端電子材料、エネルギー変換デバイス材料、バイオマス材料 など

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