【ディスプレイ材料】デクセリアルズ、ACF・ARF・SVRの3製品が7年連続世界シェアNo.1

 デクセリアルズは、このたび、富士キメラ総研が2026年7月に発行した市場調査レポート「2026ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」において、同社が製造・販売する異方性導電膜(ACF)、スパッタリング技術※1で製造された反射防止フィルム(ARF)、光学弾性樹脂(SVR)の3製品が7年連続※2で世界シェアNo.1※3を獲得したことを発表した。
 同社は、電子部品、接合材料、光学材料などの開発・製造・販売を手掛ける機能性材料メーカー。2026年5月に発表した中期経営計画のリフレッシュ(アップデート)※4において、フォトニクス事業(光半導体)の加速を発表し、旺盛な需要に対応するための設備投資などを積極的に進めている。
 スマートフォンやノートPC、車載ディスプレイなど世界のデジタルインフラを支える技術として、ACF、ARF、SVRの3製品で収益基盤を強化する一方、同社の6つのコア技術※5を掛け合わせ、AIの普及に伴い成長が期待されるデータセンター、フォトニクス、自動車領域などにおける新たなソリューション創出を加速する。

3つの世界シェアNo.1技術

 異方性導電膜(ACF)
 ノートPC、車載ディスプレイなどに使用されるフィルム状の接合材料。独自技術で導電粒子を意図した位置に配列した「粒子整列型異方性導電膜(ACF)」は、高密度・微細化が進むディスプレイの接続を支え、スマートフォンのフレキシブルOLEDディスプレイにおいてデファクトスタンダードとなっている。現在、高性能デバイスなどの普及に伴い需要拡大が見込まれるなか、鹿沼事業所 第2工場(栃木県鹿沼市)に、新エリア(工場)が完成予定。
 市場調査レポート「2026ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」上の市場区分:ACF(大型向けACF、中小型向けACFの合計)で世界シェア79.4%

 反射防止フィルム(ARF)
 「スパッタリング技術」を用いてナノレベルで反射防止層の厚みを制御することで、高い反射防止性能を持つフィルムを製造している。特に、自動車市場ではディスプレイ面積の大型化がトレンドとなっていることに加え、フォルダブルディスプレイ市場の拡大を見据えた製品開発も進めている。
 市場調査レポート「2026ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」上の市場区分:表面処理フィルム(ドライコート)で世界シェア95.4%

 光学弾性樹脂(SVR)
 ディスプレイ内部を貼り合わせる液状接着剤で、ディスプレイの視認性を高め、実装においても簡易性を備えた製品。特に近年は、車載ディスプレイでの需要が拡大しており、本社・栃木事業所(栃木県下野市)にあるAutomotive Solution Laboratory(ASラボ)※6も積極的に活用しながら、世界の顧客へのソリューション提案を進めている。
 市場調査レポート「2026ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」上の市場区分:OCRで世界シェア54.3%
※1 薄膜形成技術の1つ。真空環境下でターゲット材にアルゴンガスを吹きつけ、弾き出された原子や分子を対象物に付着させて積層する技術で、半導体の製造などでも活用されている。
※2 2019年から2025年までの7年連続。
※3 2025年の金額シェアベース。
※4 2024-2028年度 中期経営計画「進化の実現」 リフレッシュ(アップデート)
※5 同社研究開発の概要 | 研究開発 | デクセリアルズ株式会社
※6 ユーザーとの共同開発・技術検証を行う実験施設。実際の工程や材料を用いた評価・試作に加え、オンラインでの遠隔検証にも対応可能。

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