【第3回モビリティの未来フォーラム】ダウ日本グループ、電動化・安全性・循環型社会の実装について議論。ジャガーTCSレーシングドライバーの野田樹潤選手による学生向け特別セッションも同時開催

ダウ日本グループは、2026年7月24日、東京・虎ノ門のアンダーズ東京において「モビリティの未来フォーラム 2026」を開催した。同フォーラムには、自動車メーカー、ティアサプライヤー、リサイクラー、素材メーカーなど、モビリティ産業のバリューチェーンを代表する企業・団体から100名を超える経営層、技術リーダー、有識者が参加した。
このフォーラムは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権2026 東京E-Prixに合わせて開催されたもので、今年で3回目。ダウは、モビリティ業界が直面する課題や機会について業界横断で議論し、新たな連携や協業を促進する場として同フォーラムを継続開催している。2026年は「電動化」「安全性」「循環型社会の実現」を主要テーマに掲げ、モビリティの未来像を描くだけでなく、それを実装し社会に広げるために必要な技術、素材、パートナーシップについて議論を深めた。
基調講演
フォーラムでは、Dow MobilityScience™ プレジデントのジェニファー・ケンプ(Jennifer Kempf)氏、本田技術研究所 統合研究センター エグゼクティブチーフエンジニアの松薗義明氏、ダウのアソシエイト・リサーチ・サイエンティストのチーハオ・チャン(Chi-Hao Chang)氏、BlueRebirth協議会 幹事長およびデンソー 社会イノベーション事業開発統括部長の奥田英樹博士が、モビリティの未来を切り拓く上での材料科学と業界横断的な連携の役割について、それぞれの視点から基調講演を行った。またリバー執行役員の山下勇一郎氏、日本生産性本部 エコ・マネジメント・センター長の喜多川和典氏が、それぞれの専門領域から知見を共有した。
モータースポーツ特別セッション
さらに、ジャガーTCSレーシングドライバーである野田樹潤(Juju Noda)選手とジャガーTCSレーシング パートナーシップ&スポンサーシップのライアン・テイラー氏(Ryan Taylor)が、Dowグローバルスポーツマーケティングバイスプレジデントのカルロス・パディーヤ(Carlos Padilla)氏のモデレーションのもと、イノベーション、パフォーマンス、そしてモータースポーツの未来をテーマとした特別セッションに参加した。
登壇者は、モビリティを取り巻く世界的な変革、循環型モビリティ・エコシステムの構築、そして持続可能な成長とイノベーションを加速するために必要なパートナーシップについて活発な議論を交わした。

学生向け特別セッション
また、フォーミュラEおよびモータースポーツを通じた次世代人材育成の取り組みとして、野田樹潤(Juju Noda)選手を迎え、学生および若手プロフェッショナルを対象とした特別セッション「Performance Under Constraint - 思い通りにいかない状況で、どう挑戦し、どう成長していくか」を同時開催した。
このセッションは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権2026 東京E-Prixの開催を記念し、「挑戦すること」「学び続けること」をテーマに、未来を担う若者たちと対話する機会として企画されたものである。プロのレーシングドライバーまたジャガーTCSレーシングのフォーミュラEテストプログラムにも参加する野田選手が、自身の競技経験をもとに、「制約のある環境での意思決定」「思い通りにいかない状況でどのように考え判断するか」「実行と学びを積み重ねる力」について語り、学生たちにモータースポーツの世界から得られる実践的な学びを共有した。
ダウ日本グループプレジデント、ジャロッド・トラスラー氏は、閉会の挨拶で次のように述べた。
「モビリティの未来は、一社だけで実現できるものではありません。電動化、循環型社会、安全性の向上といった課題に取り組むには、素材メーカー、自動車メーカー、サプライヤー、リサイクラーなど、バリューチェーン全体の協業が不可欠です。フォーミュラEは、持続可能性とスピードが両立できることを示しています。重要なのは、ビジョンを実装し、社会全体へ広げていくことです。本日の議論を出発点として、業界の垣根を越えた連携をさらに深め、持続可能で循環型のモビリティ社会の実現に向けた具体的な行動を加速していきたいと考えています」
モビリティの未来フォーラムについて
「モビリティの未来フォーラム」は、モビリティ産業の変革をテーマに、OEM、自動車部品メーカー、素材メーカー、リサイクラーなどバリューチェーン全体のリーダーが集い、業界の課題と機会について議論し、新たなコラボレーションの創出を目指すダウ主催のフォーラム。2026年で3回目の開催。


