【印刷品質検査装置】ニレコ、高速・高精細タイプの「BCON6000」発売

ニレコは、印刷品質検査装置「BCON6000」を発売した。BCON6000は、同社が長年培ってきた印刷品質検査技術をベースにハードウェアを刷新し、新たに開発した絵柄検査装置。従来機種BCON5000で実績を重ねてきた同社独自の得点方式に加え、欠点サイズ判定の高精度化、欠点の定量的な把握と品質判定を支援する。
また、自社開発の高速画像処理ボードとCoaXPressインターフェース、3CMOSカラーラインセンサカメラを採用することで、高速・高精度な画像検査を実現した。さらに、大幅に精度と追従速度を向上させたパターンマッチング機能により、製品の伸縮や蛇行による同期ずれを低減し、安定した印刷品質検査を可能とする。
ニレコの印刷品質検査装置BCONシリーズは、軟包装、シール・ラベル印刷、紙包装パッケージ印刷、衛生材料印刷、製袋印刷など幅広い印刷関連分野で採用されている。前機種BCON5000は、2015年~2026年までに約220台の販売実績を有しており、多様な生産現場における印刷品質管理を支えてきた。
BCON6000は、従来機種の後継モデルとして、最新の画像処理プラットフォームを採用し、検査性能と設置自由度の向上を図ったもの。近年、印刷品質への要求が一段と高度化する中、欠点の見える化、検査結果の定量的な把握、設備条件に応じた柔軟な導入へのニーズが高まっている。こうした市場ニーズに応えるため、画像の均一性・再現性、欠点判定、同期安定性を高めた新機種としてBCON6000を市場投入し、今後3年間で累計100台の販売を目指す。
BCON6000では、3CMOSカラーラインセンサカメラとレンズ収差補正技術を組み合わせることで、画像の高い均一性と再現性を実現した。また、制御盤からカメラまでのケーブル長は最大70m※1に対応しており、装置レイアウトや生産ラインの状況に応じた柔軟な設置が可能。
さらに、高精度化したパターンマッチング機能により、製品の伸縮や蛇行により発生する同期ずれを低減する。これにより、従来以上に安定した検査を行うことができ、誤検知の抑制や検査結果の信頼性向上に貢献する。従来機種で評価されてきたニレコ独自の得点方式に加え、高精度化された欠点サイズ判定により、現場ごとの品質基準に応じた柔軟な検査運用を支援する。
対象となる検査は主に絵柄検査であり、無地検査については条件により一部対応。対応工程としては、グラビア印刷、フレキソ印刷、ラベル印刷のほか、条件によりデジタル印刷、ドライラミネート、押出ラミネート、巻替機、スリッター、コーター、ガセット機、製袋機などでの利用を想定している。
BCON6000の主な特長は次の通り。
(1)独自の得点方式+サイズ判定
従来機種で実績を重ねてきた得点方式に加え、高精度な欠点サイズ判定により、品質判定の定量化を支援。
(2)高い画像均一性と再現性
3CMOSカラーラインセンサカメラとレンズ収差補正技術により、安定した画像取得を実現。
(3)パターンマッチング機能
製品の伸縮・蛇行による同期ずれに起因する誤検出を低減し、安定した検査に貢献。
(4)柔軟な設置環境への対応
制御盤からカメラまで最大70m※1のケーブル長に対応し、多様なライン構成に対応。
(5)高速・高精度な画像検査
自社開発の高速画像処理ボードとCoaXPressインターフェースにより、高速ラインでの検査を支援。
想定用途・対象工程は次の通り。
<用途・工程例>
・軟包装
・シール・ラベル印刷
・紙包装パッケージ印刷
・デジタル印刷(条件による)
・製袋印刷
・グラビア印刷
・フレキソ印刷
・ラベル印刷
・押出ラミネート
・ドライラミネート
・製袋機(条件による)
・巻替機・スリッター
・コーター(条件による)
・ガセット機
<主な仕様>
検査対象 :絵柄検査(無地検査は条件により一部対応)
カメラ :3CMOSカラーラインセンサカメラ
画素数 :4096画素/80MHz
最大ライン速度:1000m/min(分解能条件による)
標準構成例 :ライン速度200m/min時、横方向分解能0.15mm、
縦方向分解能0.2mm
検査幅 :約1200mm(2ch構成例)、最大2,200mm
同時検出欠点数:20個/秒
※1 設置条件による



