【大判UV IJプリンター】ローランドDG、TrueVisシリーズの「MG2-640」「MG2-300」を9月24日に発売

ローランド ディー.ジー.は、大判インクジェット(IJ)プリンターのフラグシップブランド「TrueVis(トゥルービズ)」シリーズの新製品として、UVプリンター「MG2-640(64インチ幅対応モデル)」と「MG2-300(30インチ幅対応モデル)」の2機種を2026年9月24日に発売する。
TrueVisシリーズは、広告・看板などのサイングラフィック製作に最適な大判IJプリンターの主力製品群。その高画質と豊かな表現力により、2016年の発売以来、世界中のプロフェッショナルから高い支持を得ており、顧客ニーズの多様化に合わせて溶剤、UV、Latexなどインクタイプのラインナップも拡充してきた。
今回発表したMG2-640およびMG2-300は、TrueVis UVプリンターとしての高画質出力、多彩なメディア対応力、速乾性といった優れた基本性能はそのままに、高付加価値な成果物をより効率よく製作できる新機能の数々を搭載したシリーズ最新モデル。
グローバルセールス&マーケティング本部二村龍吾本部長は、「大判インクジェットプリンターは、今やサイングラフィック市場において欠かせない出力機器として定着しており、なかでもUVプリンターは、その優れた材料対応力や速乾性、特殊効果を活かした表現力などが評価され、近年もっとも需要が拡大しているカテゴリーとなっています。一方で市場競争も激化しており、さらなる収益性向上に貢献するソリューションがお客様から強く求められています」と新製品の開発背景を語る。
特長は次の通り。
(1)5層ワンパス印刷で高付加価値な成果物を効率良く製作
MG2シリーズの大きな特長の1つは、新開発の「5層ワンパス印刷機能」。UVプリンターは、カラー印刷に白インクやグロスインクなどを重ねる「多層印刷」によって、立体感や高級感のある成果物を作り出すことができる。複数のレイヤーを一度の印刷で同時に形成する技術を「ワンパス印刷」と呼ぶが、MG2シリーズでは2層から最大5層まで対応。これにより、両面ウィンドウサインや特殊印刷を施したPOP、立体感のあるディスプレイグラフィックなど、高付加価値な成果物をより効率良く製作することが可能となった。
(2)新プリントヘッドで高画質と高生産性を両立
MG2シリーズには、新開発のプリントヘッドを搭載。高密度かつ高精度なインク吐出コントロールにより、微細な文字やグラフィックも鮮明に再現。また、従来機と比べ約2倍の印刷速度を実現し、Dual CMYKではプロダクションモードで14.5m2/時を、CMYKOrRe/CMYKWhGlの6色印刷においても7.3m2/時の生産性を実現。
使用するEUV5インクは、広い色域を誇り、レッドやオレンジの多色印刷にも対応。TrueVisシリーズならではの鮮やかな発色と正確な色再現を可能にした。
(3)多彩なメディア対応とPrint & Cutで広がるビジネスチャンス
サイングラフィックで一般的な塩ビメディアをはじめ、ウィンドウや電飾フィルム、バナー、キャンバスなど幅広いメディアへの出力に対応。また、Print & Cut機能の搭載により、ステッカーやラベル、ユニークな形のPOP類を効率良く製作。オプションのET-64L/30Lと組み合わせれば、1mm厚までの紙器パッケージ用のコートボール紙や高級紙、アルミ蒸着紙への印刷によるパッケージ試作などにも幅広く活躍。さらに、Graphtec社およびSumma社のカッティングマシンにも対応しており、プリント後のカッティング作業を集中して行える環境の構築も可能。
(4)低ランニングコストと安定稼働で運用負荷を低減
EUV5インクは、新しい1000mL大容量パウチを採用。従来の500mLタイプと比べ4割以上のランニングコスト低減を実現。また、メディア自動セットアップ機能や色合わせ機能、白やグロスの特色版をワンボタンで自動生成する機能などを搭載し、出力業務全体の効率化をサポート。さらに、新開発の自動クロスワイパーによりノズル抜けや不安定吐出を大幅に軽減。高い安定稼働を実現し、ダウンタイムの削減に貢献。

二村本部長は「MG2シリーズが創り出す高付加価値な成果物は、標準的なCMYK出力による看板やグラフィックに比べ、価格競争に巻き込まれにくく、より収益性の高い安定したビジネスを可能にします。また、多様化するニーズに柔軟かつスピーディに対応できる環境を整えることは、お客様との信頼関係の強化や長期的なパートナーシップの構築にもつながります。そうした意味において、MG2シリーズはまさにサイングラフィックビジネスの成長投資として最適なソリューションであると確信しています」と述べている。


