【ペロブスカイト太陽電池】NEDO、人材育成のための特別講座委託先をRATO、東京大学に決定

 NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、「NEDO特別講座(NEDOプロジェクトを核とした人材育成、産学連携等の総合的展開)/ペロブスカイト太陽電池の研究開発・実装を担う人材育成特別講座」において公募を行い、有機系太陽電池技術研究組合(RATO)、東京大学を実施先として採択した。
 ペロブスカイト太陽電池(PSC)は、再生可能エネルギーの導入拡大やエネルギー安全保障の観点から期待が高まっているが、研究開発から製品化、量産化、社会実装までを担う人材の育成が課題となっている。
 同講座では、「研究開発から社会実装までを俯瞰できる人材の育成」を目指し、主にPSC分野への参入を目指す企業技術者などを対象に、講義や実習を通して、体系的な知識や実践的なスキルを有する人材を育成する。

概要
 PSCは、塗布によって成膜を行うためさまざまな基板で作製できる特長を有しており、従来の結晶シリコン太陽電池では設置が困難であった場所への適用が期待され、次世代型太陽電池として、国内外で研究開発および社会実装に向けた量産化に関する競争が激化している。
 一方で、材料開発、製膜プロセス、デバイス構造設計、性能・信頼性評価、生産技術・量産化検討までを一体的に理解し、研究開発から実装段階までを担える人材は十分に育成・確保できていない。特に、大学・研究機関での基礎研究と、企業における実用化・量産化の間を橋渡しできる実践的スキルを有する人材の不足が、技術の社会実装を加速する上での制約となりつつある。
 こうした課題を踏まえ、産業界・大学・研究機関が連携し、分野横断的かつ実践的な教育・育成プログラムを通じて、PSCの研究開発・実装を将来的に担う人材を計画的に育成する仕組みを構築することが急務。
 「NEDO特別講座(NEDOプロジェクトを核とした人材育成、産学連携等の総合的展開)/ペロブスカイト太陽電池の研究開発・実装を担う人材育成特別講座」では、「研究開発から社会実装までを俯瞰できる人材の育成」を基本コンセプトに、PSCに関する基礎から応用までの体系的知識と、実験・評価などの実践的スキルを有する人材を育成する。また、産学官の連携を通じ、研究開発と実用化・量産化のギャップを理解し、現場で即戦力となり得る人材層を形成する。NEDOは同事業を通じて、ペロブスカイト太陽電池分野における人材育成と産学官連携を推進し、太陽光発電分野の発展と社会実装の加速に貢献する。

採択テーマ
 事業名:太陽光発電導入拡大等技術開発事業/NEDOプロジェクトを核とした人材育成、産学連携等の総合的展開/ペロブスカイト太陽電池人材育成特別講座
 予算:2000万円以内(2026年度)
実施先
 有機系太陽電池技術研究組合(RATO)、東京大学
実施期間
 2026年度~2029年度の最長4年間
 ※当初事業期間は2026年度~2027年度の2年間。
詳細
 こちら。

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