【ESG】イーストマン・コダック、「2025年サステナビリティレポート」発行

<2026年10月14日、ニューヨーク州ロチェスター発>イーストマン・コダック社は、環境・社会・ガバナンスの各優先課題における継続的な進展をまとめた「2025年サステナビリティレポート」を発行した。同レポートは、責任あるイノベーション、業務効率、長期的な価値創造に対する同社のコミットメントを示している。
 同レポートでは、「One Kodak」「One Planet」「One People」の3本柱を軸とするコダックのサステナビリティ戦略を示すとともに、温室効果ガス(GHG)排出量の削減、水利用の効率化、廃棄物の有効活用、製品イノベーション、人材育成、責任あるガバナンスに関する取り組みの進捗を紹介している。
 主な成果には、2016年を基準としたGHG排出量と取水量の大幅な削減、高水準の廃棄物資源化率の達成、ならびに溶剤回収や無処理版印刷技術をはじめとする循環型経済への継続的な投資が含まれる。
 コダックは、KODAK SONORAプロセスフリープレート、KODAK PROSPERデジタル印刷技術、水性インク、KODAK PRINERGYワークフローをはじめとする環境配慮型の印刷ソリューションを継続的に強化し、印刷事業者の廃棄物削減や生産効率の向上、より持続可能な生産体制の構築を支援している。
 レポートでは、コダックのアドバンスドマテリアル事業の成長にも焦点を当てている。コダック映画用フィルムの世界的な需要拡大を背景に、コダックは製品性能の向上と環境負荷の低減を両立するフィルム技術および生産能力への投資を継続している。2025年には、コダック VISION3 カラーネガティブ フィルムにアンチハレーションアンダーコート(AHU)構造を採用。これにより、画質を維持しながら現像工程で使用する水、薬品、エネルギーを削減し、映画業界に向けた環境配慮型の製品設計を推進している。
 コダックは、次世代エネルギー貯蔵技術の開発・実用化を後押しするため、試作から量産まで対応する電池電極およびプライマー処理箔のコーティングサービスを展開し、先進的な電池関連事業を強化している。また、複雑な化学技術とプロセスエンジニアリングの知見を生かし、重要な医薬品原料・中間体の製造を支援する医薬品事業も拡大している。これらの事業を通じて、材料科学、化学、精密コーティングにおける長年の専門性を生かし、持続可能なものづくりと低炭素社会への移行を支える成長市場に貢献している。
 コダックのエグゼクティブ・チェアマン兼CEOであるジム・コンティネンザ氏は次のように述べている。
 「サステナビリティは、コダックのイノベーション、事業活動、お客様への価値提供を支える重要な基盤です。2025年レポートは、環境負荷の低減と将来に向けた事業基盤の強化における進展を示すとともに、今後も継続して取り組むべき課題を明らかにしています」
 レポートではさらに、従業員の安全確保と能力開発、企業倫理の徹底、責任あるサプライチェーン管理、製品・企業に関する環境認証、地域社会への貢献など、コダックが継続して推進する取り組みを紹介している。

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