【太陽電池】大日本ダイヤコンサルタント、新潟県妙高市役所で「カルコパイライト型」の実証開始

 大日本ダイヤコンサルタントは、新潟県妙高市役所において、従来型太陽電池の課題を克服した、PXPの次世代型太陽電池「カルコパイライト型太陽電池」の実証事業を開始した。この事業は、新潟県の「次世代型太陽電池実証支援事業補助金」を活用し、SOLABLEと共同で実施している。

設置工事の様子
設置後の様子

 新潟県は、2050年までの脱炭素社会の実現に向けて、積雪地域における再生可能エネルギーの導入を推進している。しかしながら、積雪地域における太陽光発電の普及には、積雪による荷重や厳しい気象条件への対応が大きな課題となっている。
 この実証では、妙高市の協力を得て、雪国環境下における次世代型太陽電池の有効性を検証する。通常時は市役所コラボサロンのガラス面への設置を通じた「通常時の発電性能検証」「市民への普及啓発」に加え、災害時やイベント時の「簡易設置・運用体制の検証」を行い、実用化に向けたデータの蓄積と運用手順の確立を行う。

カルコパイライト型太陽電池(提供:PXP)

 カルコパイライト型太陽電池は、従来の結晶シリコン系太陽電池が持つ「重い」「平らな場所にしか設置できない」「割れやすい」といった弱点を克服した、国内でも実用化が期待されている新技術の太陽電池。
 実証事業では、妙高市役所の全面協力のもと、以下の3つのポイントについて具体的な検証を進める。
(1)雪国における発電性能の検証
 雪に影響されない「室内での設置効果」や、「雪面からの反射光」をどれだけ効率よく電気に変えられるかを詳細に検証する。
(2)災害時を見据えた運用体制の検証
 非常電源としての活用を想定し、各種イベント時や緊急時に屋外へ迅速に持ち出して利用するための簡易設置・運用手法を検証する。
(3)次世代型太陽電池の市民へのPR
 来庁者が次世代のクリーンエネルギーの利用を肌で感じられるよう、体感型の無料充電コーナーを提供する。

妙高市役所 1Fロビー 体験コーナー

 大日本ダイヤコンサルタントは、この実証を通じて次世代型太陽電池の導入に向けたFS(実現可能性)調査や事業化手法・導入手法に関する知見を得るとともに、事業協力者とともにPPA(電力販売契約)などの新たな事業を展開する。

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