【紫外線吸収剤】BASFが「Tinosorb S」として販売するベモトリジノール、米国にてFDA承認取得

<中国 上海 - 2026年7月27日>BASFが「Tinosorb(R) S(チノソーブ(R) S)」の商品名で販売しているベモトリジノール(BEMT)が、紫外線吸収剤として米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得した。Ciba Specialty Chemicals社が開発し、買収を通じてBASFのポートフォリオに統合されたBEMTは、今後、米国市場でも利用可能な最も効果的な紫外線吸収剤の1つとなる。また、これはFDAが27年ぶりに承認した新しい紫外線吸収剤であり、今回の承認は世界中の消費者にとって、日焼け止め製品における大きな前進となる。
 Tinosorb(R) S(化学名 ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン)は、幅広い波長域をカバーする高効率なUVBおよびUVA吸収剤であり、さまざまな市場で長年にわたり使用されてきた。今回、FDAの承認を取得したことを受け、BASFは実績ある紫外線吸収剤の革新的なポートフォリオにTinosorb(R) Sを加え、米国におけるパーソナルケア分野の専門知識と技術的リーダーシップをさらに拡大する。
 BASFアジア太平洋地域のパーソナルケアソリューション部門、ビジネスマネジメント担当バイスプレジデントのチャン・ワン氏は次のように述べている。
 「FDAがBEMTを承認したことで、アジア太平洋地域全域のお客様に新たな成長の機会がもたらされます。BASFでは、新たな規制に準拠した日焼け止め処方の開発においてお客様を支援する体制が整っており、お客様のイノベーションを加速させ、米国およびグローバル市場におけるビジネスチャンスを捉える上で、早期参入の優位性を獲得できるよう支援します」

ブロードスペクトルの紫外線防御において優れた性能を発揮
 Tinosorb(R) Sは、UVBおよびUVAの全波長域をカバーし、強力かつ信頼性の高いブロードスペクトルの紫外線防御効果を発揮するように設計されている。約310nmおよび340nmに吸収ピークを持ち、肌のダメージや早期老化の主な原因となる波長域においてブロードスペクトルな防御効果を発揮する。その高い効果と光安定性によっても広く評価されており、強い日差しにさらされても性能を維持する。
 また、Tinosorb(R) Sは主な紫外線防御効果に加え、日焼け止め処方において、光安定性の低い紫外線吸収剤の光安定化剤としても機能する。アボベンゾンなどの成分を安定化させる効果があり、複雑な処方においてUVA防御効果の持続性と有効性を向上させる。効果的なUVA防御効果を持つ製品の選択肢が限られている米国では、Tinosorb(R) SをアボベンゾンやZ-COTE(R)(酸化亜鉛)と組み合わせることで、臨界波長370nmを超える、ブロードに防御する日焼け止め処方を実現する。
 Tinosorb(R) Sは、その大きな分子構造により経皮吸収が低く、肌への刺激のリスクを軽減する。この特性により、敏感肌向けの高性能な日焼け止め製品にも最適で、現代の日焼け止め処方において、信頼性が高く実績のあるソリューションとしての役割を確固たるものとしている。

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