【社名変更】川上産業、2026年10月1日より「プチプチ」へ。回収・再生を通じて、循環の仕組みづくりをさらに加速
気泡緩衝材の「プチプチ(R)」の製造販売などを行う川上産業は、2026年10月1日より、社名を「プチプチ株式会社(Putiputi Co., Ltd)」へ変更する。
今では誰もが知っている「プチプチ(R)」は、指でつぶすと“プチッ”と鳴る音からヒントを得て、川上産業が1994年に正式に商標登録した無形固定資産。それ以降、同社が長年にわたり育ててきたブランドであり、暮らしや企業活動のさまざまな場面で親しまれてきた製品。同社は創業58年で初めてとなる今回の社名変更を機に、商品名として親しまれてきた「プチプチ」を社名に掲げ、製品と企業の価値を一体化する。これにより、「プチプチ」を気泡緩衝材の名称にとどめることなく、資源循環型社会を支えるブランドとして育てていく。
社名変更の背景:「まもる」の価値を、資源循環型社会へ広げるため

「プチプチ(R)」は、大切なものをまもるという川上産業の価値を象徴する製品。近年、環境問題や資源循環への関心が高まるなか、同社が担う「まもる」の役割も広がっている。
製品を通じて安心を届けるだけでなく、使い終わった資源をもう一度活かし、環境や次の世代の暮らしをまもっていくことも、これから果たすべき大切な使命。その使命を社会に広く伝え、取り組みへの理解と参加を広げていくため、今回の社名変更に至った。社名変更を機に、「プチプチ」を資源循環型社会を支えるブランドへと育て、循環の仕組みづくりをさらに進めていく。
資源循環への取り組み実績:再生原料使用比率・回収量・設置台数の拡大による資源循環の進展
川上産業では現在、使用済みプチプチ(R)を資源として回収し、再び製品へ戻す「ループリサイクル(R)」の取り組みを進めている。
自治体や小学校、民間企業などと連携し、リサイクルボックスの設置を広げるとともに、出前授業やイベント活動を通じて、生活者の方々にも資源回収へ参加いただける仕組みづくりに取り組んでいる。また、同社は「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に基づく、製造・販売事業者等による自主回収の認定を取得している。さらに家庭や企業から排出される使用済みプチプチ(R)を資源として回収し、再び製品へ戻す循環の流れを社会に広げている。
こうした取り組みにより、プチプチ(R)の再生原料使用比率は2008年度の44%から2025年度には98%まで向上。プチプチ(R)を含む気泡緩衝材の回収量は、2023年の20トンから2025年には198トンへ拡大し、プチプチリサイクルボックスの設置台数も2021年の20台から2025年には404台まで増加している。
同社では、今後も、使用済みプチプチ(R)の回収量拡大と再生原料の活用を両輪で進め、再生原料使用比率100%の実現に向けた改質技術や品質向上に取り組む。それによって、プラスチックを扱うメーカー自身が、回収・再生・再生品化まで行い『つくる責任』を果たし、資源循環型社会を実現する。

ループリサイクル(R)について:回収から再生までをつなぐ、プチプチ(R)の循環モデル
川上産業が推進する「ループリサイクル(R)」は、使用済みプチプチ(R)を回収し、再び製品へ戻す資源循環の取り組み。家庭や企業で使用されたプチプチ(R)を、リサイクルボックスや自主回収の仕組みを通じて回収し、分別・再生原料化を経て、新たなプチプチ(R)製品として製造する。その製品が物流や暮らしのなかで再び活用されることで、資源を循環させる流れが生まれる。家庭から排出される使用済みプチプチ(R)については、利用用途が明確な再生資源として回収する仕組みづくりを進めている。また企業から排出されるプチプチ(R)を含むポリエチレン製品についても、分別されたものを資源として回収し、再生原料として活用している。

今後の取り組み:自治体・学校・企業との連携による回収基盤の拡大
川上産業は今後、自治体、学校、民間企業との連携をさらに広げ、使用済みプチプチ(R)の自主回収とループリサイクル(R)の取り組みを強化する。
リサイクルボックスの設置拡大に加え、出前授業やイベント活動を通じて、プチプチ(R)を資源として回収する意義を伝え、生活者や企業が参加しやすい環境を整えていく。
製品づくりにおいては、再生原料使用比率100%の実現を目指し、改質技術や品質向上を継続し、回収量の拡大と再生原料の活用を両輪で進めることで、廃棄物の削減や資源の有効活用による環境負荷の低減と製品品質の両立を図る。誰もが知る「プチプチ」というブランドの力を活かしながら、資源循環をより身近な行動へと変化させ、資源循環型社会の実現に貢献していく。

川上産業の安永圭佑代表取締役 社長は、「プチプチ株式会社」に込めた決意と今後の展望について、次のようにコメントしている。
「プチプチ」は、当社が長年にわたり大切に育ててきたブランドであり、私たちのものづくりの象徴です。これまで当社は、プチプチ(R)を通じて、大切なものをまもる製品づくりに取り組んできました。一方で、これからの時代においては、製品をつくるだけでなく、使い終わった後の資源をどのように循環させていくかが、企業にとってますます重要になります。今回、社名を「プチプチ株式会社」へ変更することは、単なる名称変更ではありません。「プチプチ」という多くの方に親しまれてきた言葉を社名に掲げ、私たちがこれから何をまもり、どのような社会を目指すのかを、より明確に伝えていきたいと考えています。私たちは、使用済みプチプチ(R)の回収・再生を通じて、循環の仕組みづくりをさらに加速していきます。これからのプチプチ株式会社に、ぜひご期待ください。


