【COATING】共同技研化学、本社工場に環境対応型塗工ライン新設。無溶剤型粘着テープの生産体制強化

粘着テープおよび特殊フィルムの製造・加工を手がける共同技研化学は、このたび本社工場(埼玉県所沢市)に環境対応型の塗工製造ラインを新設し、2026年10月より稼働を開始する。
今回の設備投資は、自動車・半導体分野を中心とした高機能粘着テープ需要の拡大に対応するとともに、生産能力の増強、事業継続計画(BCP)の強化、さらに環境配慮型製品の安定供給を目的として実施するもの。
新ラインでは、有機溶剤を使用しない無溶剤型防水気密テープや環境配慮型養生テープなど、環境負荷低減に貢献する製品の生産を本格化する。脱炭素社会の実現や環境対応を進める製造業・建設業の顧客ニーズに応え、より持続可能なものづくりに貢献する。
設備導入の背景
近年、自動車の電動化や半導体市場の拡大により、高品質な粘着テープへの需要は大きく伸長している。共同技研化学においても受注が増加しており、生産能力の拡充が重要な経営課題となっていた。
また、自然災害など不測の事態に備えた供給体制の強化も重要性を増している。主力工場である群馬県富岡工場と本社工場の機能を相互に補完することで、生産拠点の分散によるBCPを強化し、顧客への安定供給体制をさらに充実させる。
新設備の概要
今回導入する設備は、本社工場敷地内に新設する塗工製造ライン。総投資額は約5000万円で、既存製品の増産に加え、環境配慮型製品の生産能力を強化する。
主な生産品目
□無溶剤型防水気密テープ
□環境配慮型養生テープ
□自動車・半導体向け高機能粘着テープ
□特殊フィルム製品
設備導入による効果
今回の設備投資により、以下の効果を見込んでいる。
□年間生産能力 約70万m2増加
□年間売上高 約5億円増加(計画)
□環境配慮型製品の供給体制強化
□自動車・半導体分野への安定供給
□本社・富岡工場の連携によるBCP強化
□多様化する市場ニーズへの迅速な対応
さらに同社では、将来の市場拡大を見据え、主力生産拠点である群馬県富岡工場周辺の用地を取得済み。今回の本社工場での設備増設を第一段階と位置付け、今後も継続的な設備投資を通じて供給能力の強化を進めていく。


