【COMPAMED 2026】大日本印刷、高度な製造技術と品質管理を活かした医療機器業界向けパッケージを紹介

 大日本印刷(DNP)は、2026年11月16日~19日にドイツ・デュッセルドルフで開催される国際医療機器技術・部品展「COMPAMED 2026」に初出展し、滅菌袋や、リサイクル工程での選別性と再資源化適性を高めた設計であるモノマテリアル(単一素材)包材など、医薬・医療関連のパッケージを展示し、各製品を通じて医薬品・医療機器などの品質保持に貢献する。
* DNPが出展する製品について(日本語)
 同展では、環境規制やリサイクルニーズが先行する欧州市場において、DNPが培ってきた高度な製造技術と品質管理を活かした製品・サービスの価値を訴求し、欧米を中心とした多国籍医療機器メーカーやコンバーターに提供していく。

DNP医療用滅菌包材

 主な出展内容は次の通り。
(1)DNP医療用滅菌包材※1
 熱を用いて材料同士を密着させるヒートシール剤を不織布にコーティングすることで、通気性を保ちながら、ノンコート品と比較して開封性を向上させる仕様が可能。さらに、DNPのコンバーティング(材料加工)技術により、自社従来製品と同等のシール強度と開封性を実現したモノマテリアルタイプの滅菌袋もラインアップしている。
(2)DNP吸湿包材
 吸湿剤をフィルム樹脂(ポリオレフィンベース)に練り込むことで、パッケージ内および内容物に含まれる水分を吸着して、内部の湿度を一定に管理できる包装材。例えば、吸湿性がある医薬品には、空気中の水分を吸収して変質し、薬効が低下するという課題がある。「DNP吸湿包材」はこうした課題の低減に貢献するとともに、内容物に合わせた柔軟なパッケージの設計が可能。
(3)DNPモノマテリアル包材(ポリプロピレン(PP)/ポリエチレン(PE)仕様)
 このパッケージは、欧州のコンソーシアム「CEFLEX(Circular Economy for Flexible Packaging)」のガイドラインに準拠※2し、モノマテリアル(単一素材)で設計されている。これにより、複合素材に比べてリサイクル工程での選別性と再資源化適性を高めています。DNPが培った独自の製膜技術や蒸着技術、コンバーティング(材料加工)技術を活かして、パッケージに求められる酸素や水蒸気のバリア性能および充填適性を付与している。
(4)PTP※3(Press Through Package)用プラスチックフィルム
 DNPは、PTPのアルミ箔の置き換えとして、PTPのプラスチックシートと同じ材質であるポリプロピレン(PP)にバリア性能を付与したPTP用PPフィルムを開発した。これまではPTPをリサイクルする際に、プラスチックシートとアルミ箔を分離する工程が必要であったが、今回開発したPTP用PPフィルムに置き換えることで、モノマテリアル包材を実現できる。
※1 DNP医療用滅菌包材
 医療機器を袋に入れた状態で滅菌処理が可能。エチレンオキサイドガス(EOG)やガンマ(γ)線等による各種滅菌方式に対応している。
※2 CEFLEXガイドライン
 フィルム包装(軟包装)のリサイクル適性を高めるための国際的な設計指針(Designing for a Circular Economy:D4ACE)。選別性や再生品質の向上を目的とした素材構成の基準を定めている。
※3 PTP
 薬を包装する方法の一つで、錠剤やカプセルをプラスチックとアルミ箔で挟んだシート状のもの。プラスチック部分を強く押すことでアルミ箔が破け、中の薬が1錠ずつ取り出せる。

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